　　地球髪切屋　: やはり持つべきものは、友。

3月７日になるけどね。
専門時代の友達が福井県から髪を切りにきてくれました。

福井にいるからね、卒業して以来ほぼ会えない関係。

そうねー、けどまーこの８年で４回目だったな。

っあ！！ほぼ会ってなくもないか！！！w

１度目は、
他のメンバーと福井のスキーJAM勝山にスノボしにいった時に無理矢理来いって言ったらホンマに来たという。。。w
しかも、、、、、
カニ付きで！！！w

２度目は、
僕が初めての一人旅で金沢にブリ食べに行った時に、“福井と石川近いやんケー！！ ”とまた無理矢理こさした。そして、これも無理矢理、、、、、
家泊まらせてもろたーーー！！！w
急に押しかけたにも関わらず、快く受け入れてくれ、（後で聞くといつもより豪華に)朝ご飯まで作ってくれた室田家の皆様ありがとうございました！！！

そして３度目は、
僕の結婚式。こればかりはただただ感謝♪
って、お前も皆に会えて嬉しかったヤローーー！！！！

で、４度目は、昨日。
こんどはお前さんが急な連絡よこしやがったけど、僕は寛大な気持ちで快く受け入れたよ。これで、今までの借りはチャラやな。
しかしまー、友達の髪を切るというのはなかなか感慨深いものなんです。
切ってる最中はチャラけてますけどね、お客さんを切るのとはまたちょっと違った気持ちで向き合ってます。
走馬灯の様には、なかなか思い出というものは蘇ってこないですが、忘れかけてた大切なモノや思い出を、パズルの様に一つずつはめ込んで浮かび上がらせる。そんな感覚に近いでしょうか。
彼は昨日僕に言いました。
“うーやんのお陰だ”と。。。
詳しい話をするのには、短い時間でした。
会ってない期間を埋めるにも、短い時間でした。
けど、ただ彼は今日はそれを言う為に来たと言いました。
僕は彼に悪態以外に何か感謝されることをした覚えはありません。
彼のプライベートをここで暴露してやってもいいんですが、なんの面白味もないので簡略化。
彼は専門を卒業して、福井に帰り美容師をしていました。
ほぼ連絡を取ってなかったので、次に会ったとき、彼は美容師を辞めていました。
何をしていたかって？
そう、眼鏡を売っていました。
何故かって？
彼の住む町の名は、鯖江市。
日本の眼鏡の80%強は鯖江市で作られたもの。あなたもお世話になってるかもね。
産まれた時から眼鏡に囲まれて、挟まれて、揉みくちゃにされた彼は、もう眼鏡を売るという運命には、悔しいかな、抗えなかった。
そのまま、眼鏡の室ちゃんの愛称を奪って行くんだなと思っていたのですが、
昨日きた彼は言いました。
“今は美容師をしている”と。
そう思わせてくれたのが僕のお陰だと言いました。
彼はもう一度、アシスタントとして前いた店で働いているらしい。
僕達は28歳。
今からの再チャレンジには、大きな不安も、変なプライドもあるんだろうな。
それに一番いるのは、一生続ける覚悟。
そんなものを持ってやってるんだろーなーなんて勝手に思ってたら、なんか嬉しくなっちゃって。
僕と僕の友達は、学生時代、クズやったよなーと言われてしまう始末、、、
まー荒らしたりはしないけど、美容に対してのやる気が微塵も感じられない。そんなメンバーでした。なんせ、皆が２年間の集大成と望む卒業イベントまで休んじゃう始末。
そんな皆も、いつしか立派な美容師になりました。皆今でも美容師として頑張ってます。
いや、むしろ、めちゃめちゃ頑張ってます！！
マジで、まさか！！！って思うぐらい。
アホやし、時間守らんし、適当やし、約束守らんし、めんどくさがりやし、酒弱いし、ドタキャンするし、悪い事言い出したらキリがないぐらいホンマ頭イッテんちゃうん！？って思う事も何度もあるし、言うほど会ったりもしませんが、室ちゃんが刺激されてるように、僕も皆に刺激されてここまで来ました。
そして、今回、室ちゃんの頑張ろうという決意が、またそっと僕の背中を押しました。

ありがとう。
次、会うのが楽しみやな。