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2015/07/14

追憶を辿る旅〜世界一周2カ国目Indonesia〜

世界一周2カ国目インドネシア。

ワーホリを終えオーストラリアからインドネシアのバリ島に飛んだ。

初めてのバリ。そして初めての海外一人旅。

いわゆるバックパーカーといわれる旅がここからスタートした。

待ちに待ったあの日から17年の月日。

「旅行」というものなら何度も海外には行った事がある。
けれど「旅」というものは、そこに秘めたなにかしらの魔力が僕の心を躍らせてくれるには充分なほどの言葉の響きを持っていた。
まぁほとんどの人にはどうでもいい事かも知れないが。

それでも正直水を得た魚のような心境ではなかったな。

不安と期待。
もうここからは安全が守られている日本という籠の中ではないのだ。
何かあったとき、いや何か無くてもこれからは頼れるのは自分の力量のみなのだと、そしてこれからどうなるのだろうと思ったとき圧倒的に不安の方がでかかった。

そんな心境のなか着いたバリ島は、お香から漂う南国独特の匂いが鼻に纏わり付き湿度が肌で汗に変わるほどの暑さだった。

夜に着いた僕は空港のロビーでとりあえず一服し不安を拭い去った。

それでもボッタクラレる不安を抱きながらタクシーに乗って宿に向かった。

バリは聞いていた以上に繁華街だった。

窓越しに見るクタの町は赤やピンクのネオンに彩られ、クラブから大音量で音が流れ、沢山の欧米人達が行き交い、それに現地の人達が声をかけ賑わっていた。

想像していた南の島のゆったりと流れる時間とは別物の混沌とした町だった。

常に警戒しつつそんな町中を通り過ぎ宿に着いた。

一泊シングルで700円ほどの安宿。
ムゥア〜とした空気に薄汚れたシーツ、鍵のかからないトイレ。
薄暗い裸電球一個に、扇風機が置かれた質素な部屋だった。

これからはこういう安宿に泊まっていかないといけないんだなーと決意を固めて荷物を置いた。

しかしながらオーストラリアではドミでも一泊2000円ほどはしていたからアジアの物価の安さにはほとほと驚く。

お腹がすいていたにも関わらずビビって初夜は遠慮した。

部屋の前のテラスで空腹を紛らわすために煙草をプカプカとさせる。

そのむこうに見える窓からは現地の人の暮らしが伺えた。

上裸の黒くこげた肌の腹の出たおっちゃんがなにやらニヤニヤしている。

あぁこれがバックパッカーの見る景色なんだと思った。

これからバリで2週間どんな事が待っているのか、、、、


次の日から様々な“初体験"が待っていた。

初めて食べる飯を700円とぼったくられた。

バックパッカー旅で初めて日本人の友達が出来た。

現地人の友達ができた。

外人バックパッカーと友達になった。

現地人のお宅訪問した。

バイクを借りてノーヘルでバリ中を走った。

ウサギを食べた。

ヤギを食べた。

他にも色んなことをしたけれど、毎日が新鮮で新しい事の発見だった。

そんな事をしているうちに僕の心が呼吸をしている事に気がついた。

そしていつのまにか不安は消えていた、、、

これが旅の醍醐味なのかもしれない。


毎日同じような勧誘、隙があればボッタクろうとしてくる、それでも心を許せば一緒に飯を食いにいったりタダでバイクに乗せて色んな所に連れてってくれる。
なんとも愛らしいバリの人達に愛着が湧いた。

それに比べプランバナンとボロブドゥールという2大世界遺産があるジョグジャカルタという都会は人もそっけなく空気も薄汚れていた。

それでも優しい人はいるし、その人は今でも気にかけ連絡をくれる。

同じインドネシアなのに、人も空気も文化も宗教も、良い部分も悪い部分も違う。

小さい島国の僕らの国でも違うけれど、海外だからこそその違いがはっきり分かりすんなり入ってきたりする。

深い所までは決して分からないだろう。それでもこれからも僕の頭で心で色んな事を感じ吸収していけたらと思った日々だった。


そして自分自身も過去を振り返り、これからの自分を考えてみた。

僕は小さい頃からの夢の中にいる。けど今はそれが現実になった。

現実は時に悲惨な事も起こる。それが僕にとってはオーストラリアでのアクシデントだった。

それは「離婚」。

夢の世界一周に更に夢を見て、嫁と2人で日本を飛び出した。

様々な喜びも苦悩も共に分かち合って、日本に帰ってからの事まで夢見ていた。

まさかの出来事だったが結果、離婚する事になった。

原因は自分にも相手にももちろんあるが僕は一人で生きる事を決めた。

そして何もかも見失ってしまった僕は一度は日本に帰ろうと思った。

諦めるのには充分な理由だった。

が、やめた。

このまま帰っても何も残らないと思った。

今や世界一周したからって何も凄い事じゃないし、その先に何があるかもわからん。

それでも必ず、僕の人生にとっては“夢を叶えた”という事実は残る。

それだけでいいじゃないか。それだけで素晴らしいじゃないか。

前に進むのにも時間がいる。

それを小さな頃に描いた夢の中で時間を費やしてもいいじゃないか。

それができれば僕は自分の人生を愛せると思った。

そしてそれから先も、愛する人生を生きれると思った。

だから僕は、自分のこれからの人生の為に、親がくれた大事な身体の神が与えてくれた魂の部分に文字を彫った。

『LOVE THE LIFE YOU LIVE」「あなたの生きる人生を愛せ」

「LIVE THE LIFE YOU LOVE」「あなたの愛する人生を生きろ」

自分の人生が語りきれる事の無い日々になると信じて。

そして次の国へ僕はまた進んだ。






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2014/03/02

ジョグジャ2大世界遺産プランバナンとボロブドゥールを巡る。

ジョグジャはそこまで観光地化されていない。
時期が時期なのか、日本人も欧米人も見当たらない。
ネパールからの修学旅行生団体なのか、そいつらだけがやたら目に映る。
そして、空気が汚い。
着いた日、早朝だったが早速宿にチェックインしたかったんだけど、無理だと言われる。
なので荷物だけ預かってもらい早速プランバナン遺跡へむかう。
宿の近くのバス停から1本で行けると教えてもらい、そのバスに乗る。
値段、30円。現地民価格。
しかも丁寧に教えてくれる。
プランバナンの駅に着くとすぐ、遠いからチャリに乗れと言ってくる。
これを無視して皆が歩く方向に歩く。と、5分で着く。
途中ジョグジャカルタ人のウォーキング中の女の子二人が、話しかけてくれ入り口まで案内してくれる。
彼女らは4月に2人でカンボジアに行くらしい。
僕の日程的にもその辺りだったので、カンボジアで会えたら良いねと別れた。
プランバナンの対外国人入場料は約2000円。高い!!
現地民は300円。まぁ、世界遺産存続の為にはしょうがない。
が、率直に言おう。ここにその価値はない。
英語の勉強なのだろう、遺跡周りに沢山の子供達がいて外人見つけては話しかけてくる。
それも正直に言おう。ウザい。
遺跡を観るときは僕は真剣なんです。
その子らを丁重にあしらいつつ宿に戻る。
チェックインをすませ、少し眠る。
今日中にすることは、明日のボロブドゥールのツアーの調査だ。
ローカルで行くと少しめんどくさいのと、サンライズはツアーだけらしいので。
起きて調べにいったが、どれも高い。
ボロブドゥールの入場料無しで、5000円ぐらい。
ジョグジャ嫌い。
自分の足で行く事にする。
その時降っていた雨は、この日一晩降り続いた。

次の日ボロブドゥールへ。
宿からだと3本バスを乗り換え3時間程かかる。
直線距離はそんなに遠くないのに。
しかも案の定そのバスはバス代を200円とボッてくる。
かなり疲れる。
着いたとたん嵐に襲われる。
30分くらいその辺の店で雨宿りをさせてもらう。
雨がやまなかったらヤバかった、、、。
ボロブドゥールはジョグジャ1の観光名所。
入場料2500円。するねぇ〜!!
が、こっちはプランバナンと違い払う価値はある遺跡だった。
そう肌で感じた。
けどさすがに人が多い。
どこを観てもネパール人、どこを撮ってもネパール人。
もう嫌。早々に立ち去る。
けど、満足はしていた。
帰りも同じルートで宿へ。
昨日は雨で行けなかったので、ジョグジャ1の繁華街マリオボロ通りを歩く。
同じような店ばかり、一向につまらない。
そしてここでもネパール人。
はぁ、疲れるな〜。
帰り、寝る。

次の日は夜にシンガポール出発。
けどすることがない。
チェックアウト後早々に空港へ向かう。
タクシーの運ちゃんと交渉して行く。
なのに100円ぼろうとしてくる。
空港も寒いし暗い。お陰で風邪を引く。
フンダリケッタリってヤツだな。
けど、シンガポールで待っててくれる人がいる。
それを思うと楽しみで仕方ない。




























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2014/02/28

さぁ、ジョグジャへ行こうか。

バリのデンパサールのバスターミナルからバスとフェリーで約20時間。
ジョグジャカルタに着いた。
20時間の移動は初めて。
飛行機なら1時間。けどなるべく陸路を使えるなら陸路で行きたい。
世界の広さを知る為に。
ウブンバスターミナルでもぼったくってくるからご注意を。
相場は2000円(200000ルピア)ぐらい。
最初3000円とか言ってくる。
「それ、高いやろ??」
「高くないよ。嘘だと思うならこっち来て確認しろ。」
確認しに向かう。思いっきり2750円。
「3000円ちゃうやんけ!!」
「あとで、250円おつり渡すつもりだったよ?」
嘘つくな。
「お前もういい。しゃべるな。」
何個もバスの窓口があるから隣の窓口で聞く。
「ジョグジャまでいくら?」
「ん〜〜〜〜〜〜〜、、、、、、???」
窓口のお姉さん悩んでる。
そこにすかさず横からまたいらん奴がきて、
「2750円やんな〜??」
窓口のお姉さん、
「そう!2750円です!!」
死ね。嘘つくのどんだけ下手やねん。
「お前らもういい!こっちくんな!!」
って、言って反対側の窓口へ。
一番優しそうなお姉さんを選ぶ。
「ジョグジャまでいくら??」
「2200円です。」
まだ探せばあるんだろうけど、妥当なのでここに決める。
「ならそれで。」
「因に向こうの奴ら、3000円とか言ってくるねんけど。」
っていったらお姉さんも呆れ顔。
良い人でよかった。
腹も減ったので長旅に備え飯を食う。
ワルンはうまいし安いし、なんせ人が良い。
一人で食べてたら大体、日本語か英語を喋れる人が話しかけてくれる。
そこでも、話しかけられた。
「日本人ですか??」
「そうだよ。」
「どこまで行くんだ?」
「ジョグジャカルタだよ。」
「何しに?」
「ボロブドゥール観にだよ。」
「何日いるんだ?」
「2日間かな。」
「どこのバス会社だ?」
「ここだよ。」とチケットを見せる。
「ここは良い会社だ。」
ホッと僕。
「いくらだった?」
「220000ルピアだった。」
「大丈夫。その値段は定価だよ。」
ホッと、また僕。
「彼女はいないのか?」
「いないよ。」
「結婚は?」
「してないよ。」
ジョークまがいに、
「皆が彼女で、皆が奥さんだから。」
と答える。彼ら笑って、
「No woman,No cry!!!」
って言う。僕も笑う。そいつが、
「 俺なんて嫁がいるけど地獄だぜ!!Hell !!!! Hell !!!!」
って言ってくる。けどその顔は幸せそう。
「バリで女は作ったか?」
「作ってないよ。」
「そりゃダメだぜ!!もったいない!!」
って言われる。そこにその店のおかみさんが、
「あんた、またそんな事言って〜!!」
とツッコム。そしたらその店にいた人達大爆笑。素敵な時間だ。
おかみさんが、
「ところでバス何時なの??」
「3時だよ。」
「3時!?ダメダメ!急いで!!みんな揃ったら出発するんだから!!」
慌ててお金を払い立ち去る。
皆、暖かく見送ってくれた。
バリを出る時に笑顔で出れてよかった。






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