2015/03/31

アルゼンチン最後の肉を食う。

はぁ。

やはりアルゼンチンは高い。

バス代が尋常じゃない。

サルタからサンティアゴまでのルートは2通り。

サルタからチリ側のカラマへ行きサンティアゴのまで南下するか、アルゼンチン側をメンドーサまで南下しそこから南米で最高峰のアコンカグア山の麓を越えサンティアゴに入る。

高い高いと言ってはみるものの、実はアルゼンチン側を南下する方が安い。

チリ側へ抜けるのが死ぬほど高い。

しばいたろか!とさへ思う。

アルゼンチンの町メンドーサは、ワインで有名な町だ。

沢山の有名なワイナリーや、そこのワインを取り扱ってるレストランもある。

3月初め頃はワイン祭りがあったりして大盛況の町らしいのだが、僕らが行った日はどうも休みの日らしく店がほとんど閉まってる。

もう中心のアルマス広場あたりしか賑わってない。

この日がアルゼンチン最後の日。

その日を相応しいものにするためにレストランを探し、肉とワインを頼む。

はぁ。

美味い。

アルゼンチンの肉とワインを味わうだけでもこの国に来る価値はあるんじゃないかと思う。

思うだけで、実際はアルゼンチンに来る金があるぐらいならその分日本でステーキとワインに費やす方がよっぽど安く済むのは言うまでもないが、、、

2015/03/30

南米のグランドキャニオン。





満天の星空の下、11日間いたウユニを去る。

本当にかけがえのない時間と友をくれたウユニに感謝をして。

僕らはチリのサンティアゴまでまた帰らんとあかん。

モアイで有名なイースター島に行くのだ。

と、その前に時間があるので寄りたい場所があった。

ウユニからアルゼンチンへと抜ける。

もうアルゼンチンへ入国するのは何度目だろうか。

高いんだよこの国は。

それでも見たかった景色がある。

ウワマカ渓谷と、カファジャテ渓谷。

南米のグランドキャニオンと称され世界遺産となっている。

驚くのは七色に輝く摩訶不思議な岩岩を目にすることだ。

ティルカラというボリビアとの国境あたりからサルタという町の南まで広がる七色の大地。

七色といっても虹色ではない。

赤や白や茶色や緑。

その見事なまでのグラデーションや、理解不能な大地の形。

見たものの心を震わすのには充分な地球の奇跡。

あぁ来てよかったと素直に思える。

もし、その大地の中にいたいのならプルママルカという町をすすめる。

世界遺産に登録されてからリゾート開発が進んでいるらしいが、建物は全て土で作られ大地の恩恵をことごとく受け入れている。

宿のテラスから望めるその景色でさへ凄いのだ。

昼間はその中をトレッキングし、夜はワインでアサードを楽しむ、

それだけで人はなんとも幸せではないか。

まぁしかし南米のグランドキャニオンかどうかは、本物のグランドキャニオンをまだ見てないから何とも言えないのだが。

2015/03/24

天空の鏡にて髪切。



天空の鏡。

髪を切る僕がここでしかできないこと。

ほんまに贅沢やなぁ。

そんな時間を過ごせる今をこれからも大切にしていきたいと心に誓った。

2015/03/23

モノマネ上手なウユニ塩湖。

約3700m。

日本でいうとちょうど富士山の頂上付近。

かつて海だった場所が想像もできない時間を巡りその高さで乾燥した。

そして、塩湖になった。

その湖のどこに立ってみても見渡す限り果てし無く続いている。

もう日本では知らない人はいないぐらいの場所やけど、今まで写真でも幾度となく見てきたけど、

これがウユニ塩湖か。と、思った。

もちろんいい意味である。

水の鏡が空をそっくりそのまま真似てる。

右足をだせば左足。

モノマネ上手なもう一人の自分がどこまでも付いてくる。



一日中、違う世界を覗いていてもきっと飽きることはないだろう。

とはいえ、素晴らしい景色を見るためには幾つかの条件が必要になる。

時期、時間、水量、風、雲の量や形、天候。

それが揃って様々な顔を見せてくれる。

同じ景色は一日だって一秒だってない。

来れてよかった。

心からそう思える景色に出会った。

そしてここに一緒に来れた皆と出逢えてよかった。

ウユニは僕の心を満たしてくれた。

ボリビアは心の底から嫌いやけどね。



2015/03/16

アタカマ抜けで楽園に行く。

アタカマはボリビアのウユニやアルゼンチンのサルタとの国境に位置するため、ここからそれらの都市にすんなりと行ける。

僕らは新月に向けてウユニにいく予定だったのでここからアタカマ高地を抜けてウユニまで行くツアーに参加した。

そこは4000mを越える高地を抜けて行くため標高のまだ低いアタカマより、大体は標高の高いウユニからアタカマに抜けるツアーの方がメジャーである。

なんせ高山病になる確率が高すぎるということでね。

しかもアタカマ抜けは見所が多いので1万五千円ぐらいの3日間のランクルで行くツアーが主流。

このツアーの評価は極端に別れる。

ウユニより凄かった!!という人がほとんどの中、たまーに値段の割りに今までで一番最低だったという人もいる。

極端すぎるやろそれ!笑

まぁ見所の多いアタカマやけど基本的にはいつくもある湖を回ったり、そこにいるフラミンゴを見たり、温泉に入ったりというツアーらしい。

そんなアトラクションには興味が無い。

ただアタカマの大地が見れたらいい僕らは、3日もかけずダイレクトにウユニまで行くツアーに入った。

それなら半額以下で朝出て夕方には着く。

要所はそんなに見れないとしても3日間のツアーとほぼ同じルートを通るので景色は同じだろうと思ってね。

高山病の危険度数だけは上がるけど、、、

案の定、車の中からでも景色は壮大なものだった。

山々が美しくそびえる。そして、遠くだけどフラミンゴの姿も見ることができた。

別にそれだけでも満足だった。

が、この後僕らは楽園と呼ぶに相応しい場所に行くことになる。

ウユニまであと半分を越えたあたりで突如目の前に、隕石が落下して地面がめくれ上がった様な岩岩がそびえ並ぶ景色が広がってきた。

岩や大地に萌える僕としてはたまらない景色だった。

今まで見てきたものとは質の違うそんな大地に、同じく萌えたツアー参加者がいた。

同乗者は僕ら以外全員、ウユニから来てウユニに帰る人達だった。

何やらスペイン語でその大地の事を質問している。

するとドライバーは進路からはずれ何やらその大地の方向へ車を向け出した。

どうやら近くで見せてくれるらしい。

ありがたいこと極まりない。

と思っていたら、近くどころかその岩と岩の車がギリギリ通れる切れ目を進んでいく。

どんどん進む。

そして開けた場所についた。

そこはまさに楽園と呼ぶに相応しい場所だった。

岩が連なった大地にくり抜かれたような広大な空間が広がり、そこには水が流れ、さっきまで砂だった地面が緑に覆われて、存在するものといえば僕ら以外リャマなどの動物と鳥だけだった。

いつぶりだろう。

目を疑うより先に、心が震え踊ったのは。

現実とは思えない景色。

自分が今何処にいるのか分からない感覚。

まるでファンタジーの世界に迷い込んだみたいだった。

まぁそう思ったのも、ファイナルファンタジー10のナギ大平原そのものだったからだ。

ゲームでは強いモンスターがわんさかでて経験値稼ぎに最適やけど、ここにいるモンスターといえばリャマ。

きっとスライム程の経験値しかもらえないところが唯一違うところか。

心が踊り狂いすぎた為、はしゃぎすぎてリャマのウンコだらけの池に滑ってハマるという瀕死の大ダメージをくらうことになってしまったのだが、、、、

まぁそれでも2年近く旅をしてきて、無意識に心が踊る場所がまだまだ存在するんだと思うと、やはり地球の規模は計り知れない。


あとで聞いたところ、ここはボリビアでも秘境中の秘境でツアーでも行かない場所らしい。

実際滞在してる間、一台も他の車が来なかった。

僕たちはラッキーだった。


2015/03/15

アタカマの大地で何を思う。

チリは南米の左端に、ほそ〜くなが〜く伸びた国。

それによって南北で全く違う国になる。

南にはパタゴニア。中央にはサンティアゴの大都市や。北にはアタカマなどの砂漠地帯。

そして隣合わせのアルゼンチンとの国境には4000〜6000mのアンデス山脈が立ちはだかる異質な国である。

バスの車窓から見て景色が変わるたびに、全く違う国にいる感覚に陥る。


この日はサンティアゴからサンペドロアタカマに着いた。

このあとここを経由してウユニに行くつもりだ。

アタカマの名を知ってる人は多いだろう。

アタカマ砂漠、アタカマ渓谷、アタカマ高地、そして星が綺麗に見えることでもその名を馳せている。

そしてここが世界で一番乾燥している場所なのである。

すぐに唇カッピカピ、肌はカッサカサになる。

でもそんな場所でも、かつては海の底だったらしい。

その証拠に砂岩の至る所に塩の結晶が見られる。

まさに不可思議。

今は荒々しい砂の大地。

誰が信じられるものか。



けど、それが真実。

それが僕らの住む地球。

だから地球は面白い。

さすが46億歳といったところか。






2015/03/12

髪と思い出。(地球髪切記事)

僕は日本で約9年間、美容師として働きました。

何もできない見習い時代。

僕は美容師として生きて行く覚悟はありませんでした。

スタイリスト目前の3年目。

美容師としてのその覚悟が徐々に芽生えはじめました。

そしてスタイリストになり、ガムシャラにもがきました。

店長にもなり、店を任される責任と、背中を見せる意味で様々な事に挑戦しました。

そして毎日、人の髪に触れてきました。

そんな8年目。

やっと気が付いた、いや気付かされた事があります。

髪の毛は“人”だということ。


この旅で様々な場所で沢山の人を切ってきていますが、その時の態度や言葉とは裏腹に、髪に触れる時はいつもその“人”に触れる感覚でやっています。

だからこそ、誰でもいいというわけではないのです。

この旅ではお互いの信頼関係ができた時だけ、鋏を握ります。

握りたくなるのです。

旅で出逢っただけでそもそも信頼関係がうまれるのか?

結論からいうとたった数日では難しいかもしれません。

けれど、旅には不思議な魅力があります。

その壁を越える作用が旅人同士ではあったりするのです。

旅という共通点があるからかもしれない。

海外という事ですこしオープンだからかもしれない。

それに美容師をしてる時にずっと感じていたのが、年代も性別も職業も行き方も違う人と話をすることで自分が成長していく感覚がありました。

旅でも普通に生きていたら会う事がなかった人達と出逢える、それが心の距離を縮める要素になってるような気がします。

旅中に髪の毛を切りたい人はいくらでもいます。

でも海外で切られるのはどうされるかわからないから怖い。

よっぽどの好奇心がある人じゃないとそう思って髪を放置しているみたいです。

なので美容師は旅人にも重宝される存在みたいです。

けどここで考えてみてください。

たまたま出逢った美容師にいきなり髪を切ってもらうのも怖くないですか?

しかも鏡がない場所の方が多い。

そんな時に切りたいからといって自分の一部である髪を触らすのもよっぽどの勇気だと思います。

だからこそ僕自身も切ってもらいたいと思ってもらえる"人"でいたいと思うのです。

それが僕のテーマなのかもしれません。


 


サンティアゴで切らせてもらった、カズマ君。

旅中に偶然会うのは5度目でした。

旅をしていても、予定を合わせることなくここまで会う人は珍しい。

けれどいつも直ぐにどちらかがその町を出てしまうので同じ時間を過ごす事がほぼありませんでした。

そんな彼もいよいよ旅を終え帰国の途につくみたいです。

この時期は西回りで始めた旅人達が続々と帰るのです。

寂しい限りです。

しかももう2日後にはサンティアゴを出る。

そんな彼が、帰国する前に僕に髪を切って欲しいと言ってきてくれました。

カズマ君の旅の締めくくりの一つとして自分が携われるのはとても光栄なことでした。

タイで金髪に染めて、伸びきったその毛先の部分を全部なくしてほしいと。

つまり一年前、彼が旅を始めた時の想い出を切ることを任されたわけです。

そんな重たいものではないのかもしれませんが、、、w

宿を出た前の噴水広場の一角に座り切り始めました。

金髪の部分が彼から離れて行きます。

その金の部分が切られて落ちていくのを見て、カットしている最中ずっと一年前タイで髪を染めてから今までの自分の旅を思い出していました。

と、後から教えてくれました。


それは僕にとってこの上ない悦びの言葉です。

任せてもらえて良かったと心から思える一言でした。
 

切ってもまだ自分の一部として残る髪もあなたならば、

切られて自分の一部じゃなくなる髪もまたあなたなのだと、

僕が切ることでそれを感じてくれたらといつも思います。


カズマ君どうもありがとう。

そしてお返しにと彼が作ってくれたマクラメをくれました。

その日内緒でずっと作ってくれてたみたいです。

今でも毎日ずっとつけています。

これからも大切にします。

ありがとう。

2015/03/09

過酷なパタゴニア、されど美しきパタゴニア。

南米の南緯40度以下のアルゼンチンとチリにまたがる大地をパタゴニア地方と呼ぶ。

日本でもアウトドアブランドとして有名。

ここは世界中の大自然をこよなく愛する大自然愛好家達がこぞって集まる場所。

そして僕もその一人。

南米に来てパタゴニアに行かんかったら何しに来たん?と自分を戒めていたことでしょう。

バックパッカーにとっては致命的な物価の高さを誇るパタゴニアやけど、その代価を払う価値があるから皆ここへ来るのです。

有名なのは、パタゴニアのロゴでもお馴染みのフィッツロイ。世界で3番目の大きさを誇るペリトモレノ氷河。因みに2位もパタゴニア、1位は南極。そして世界中のトレッカーの憧れの地、トレスデルパイネ。

僕らはこの3つを9日間の弾丸で回ることにしました。

はっきり言いましょう。

この広大なパタゴニアを9日間で回ろうなんてあまりにも無謀!!!

その無謀さに呆れたパタゴニアは更なる仕打ちを僕らに与えてきました。

9日間のうち晴れたの1日のみ。

ほぼ雨!雨!雨!

もーーー嫌という程の雨!

そして風!!!

見たい景色が一つも見れなかったという奇跡。

こんなことがあっていいんすか!?パタゴン先輩!!

それもそのはず、一緒にパタゴニアを回ったトッキーという旅仲間。

彼とはイタリアのピサで出会ったのだが、イタリアで唯一その日だけが雨。むしろ、ピサでもトッキーに会ってからが雨。

なんでも、彼いわく雨男らしい。

そして、今回もほぼ雨。

もしかしたらこの組み合わせは最悪だったのかもしれない、、、笑

トッキーと夏に控えたアメリカ横断が早くも心配やわ。笑

と、トッキーが泣くので悪口はこれぐらいにしておこうと思うのだがその心配が本当に当たってしまった時には大惨事をまねくことだろう。

しかしながら、雨でもパタゴニアの広大な大地の素晴らしさは五感で伝わる。

晴れていたら、、、と今でもそりゃ思いまくって眠れるはずの夜も眠れやしない。

まぁでも天気ばかりはどうすることもできないので、その中で最大限楽しむ方法を模索するべきだと常日頃から思っているので今回もそれでいけるはずだった。

はずだったのだが、、、、、

無理に決まってるやろー!ボケー!!

なんで雨やねん!!

寒過ぎ!辛すぎ!!

雨の中のペリトモレノ氷河トレッキング。

暴風雨の中のフィッツロイ夜中登山。

初日だけ晴れ、後は雨の2泊3日のパイネ国立公園のトレッキング。

けどもう一度言わせてほしい。

それでもパタゴニアの広大な大地は素晴らしかったと。

世界で3番目のペリトモレノ氷河。
1番高いところでは70mもあり、1日に約2mも動いている。
氷河が崩れる迫力とその轟音は時が一瞬で蘇った証のような気がする。
その氷河の上を歩く、ガリガリではなくシャリシャリと音をたてる。
不思議な感覚が全身を襲う。
幾つものクレパスが氷河を割くように存在する。
その中は見たこともない鮮やかな青のグラデーションでこの地球の深い底へと続いているトンネルのようだった。
最後には皆でその氷河の氷を使ってウイスキーを飲む。
けして美味いとはいえないが、なぜか透き通った気持ちになった。

日本でも有名なアウトドアブランド、パタゴニアのロゴのフィッツロイ。
朝焼けに赤く染まるフィッツロイを見たくて来た。
そのためには夜中2時ごろから登山を始めて朝7時ごろから登る朝日を頂上で見なければならない。
天候が良ければ、Tシャツで登れるほどの気候らしい。
僕らが行った日はあいにくの暴風雨の。
それでもその中を頂上を目指して歩いた。
が、7割ぐらい来たところでどんどん強くなる雨風に危険だと判断し下山。
日帰りで来ていた為、この日を逃してはもう2度と見ることはできないかもしれないのでバスターミナルで1時間仮眠後、晴れてきたところをもう一度頂上までアタック。
睡眠をほぼ取らずのフィッツロイの1日2度登山は今までの人生で味わったことがないぐらいキツかった。
そんな思いをして辿り着いても雲がかかって頂を拝ませてくれなかった。
それでも見たあの景色と感じた感動は忘れない。

チリ南部パイネ国立公園。
パタゴニアの全てが詰まってるといっていいほどの場所。
一般的には3泊4日と10泊のトレッキングコースがある。
が、僕らは時間がなかったので2泊3日で3泊コースを行く事に。
初日はこのパタゴニアで出会った事のない快晴。
素晴らしすぎる景色がそこに広がっていた。
皆でテントを張りキャンプ。
やっぱりキャンプは楽しいなぁと思った晩、降り出す雨。
そのままあとの2日ずっと降り続けた。
テントも服もずぶ濡れ。
まだまだ見たかった景色があったのにそれも断念。
重たい荷物を背負って、雨の中の歩いただけ。
そんな気さえする。
いや実際そうなのであるが、、、
けどみんながいるからそんな過酷なトレッキングでも楽しいのである。
これは嘘ではない。

ただ、もう一度行きたいかと言われれば結構なのである。





2015/03/03

ブエノスの魅力。

闇両替を終え、パタゴニア行きの航空券をとったなら2泊ぐらいですぐに出ようと思ったブエノスアイレス。

言ったように只今絶賛ケチャップ強盗中!!であるし。

しかしながら、南米のパリと称されているブエノスは思った以上に素敵な街だった。

まぁ、街中の犬の放置うんこの多さは除いて。

いや、それ言い出したらパリはでしゃばりすぎやぞブエノスと言いたい。

それでもまぁ同じ都会でも、洗練された都会とは違いどこか大衆的な空気を漂わせているのが僕にとっては居心地がよかった。

この街に存在する全てのモノが。


日曜日に開かれる日曜市は、沢山のショップが並び沢山のアーティストが集う。

歩くだけでも面白い。

各々個性が強すぎる。


アルゼンチンと言えば肉!といっていいほど安くて美味いというのは嘘ではない。

宿にいた女の子なんかは、牛タンを丸ごと買ってきたぐらいだ。

アイスクリームも美味い。

食べてないというと宿の人に、なんで食べてないの!?と怒られたぐらいだ。


サッカーチームで有名なボカジュニアーズのスタジアムもあるし、その辺一体はタンゴの発祥地でもある。

そこに観光に行くと、タンゴの衣装を見にまとった人達がいて1Photo!1Photo!と言って近づいてくる。

まぁ良くある撮影隊だな。

一枚で1000円とか抜かしてくるから注意するように。

いや、そもそもあんなババァとなんて撮っても嬉しくない。

どうせなら美人を用意しろと言ってやりたい。

そしたら3000円くらい簡単に払ってしまうのにと心の中だけで思っていた。

僕は面食いだからお眼鏡に叶うかどうかが問題であるが。


大きそうに見えて小さな街。

魅力がギュッと詰まった素晴らしい街だった。

まぁパタゴニアの日数を減らしてまで長居する場所ではなかったことが残念なのだが、、、

2015/03/02

ブエノスアイレスで闇両替。

イグアスからバスで約20時間ほどでアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに着いた。

ブエノスアイレスは南米のパリと称されているほど美しい街並みらしい。

が、現在ケチャップ強盗という犯罪の発生が後を絶たない。

旅で出会う旅人からもその旨を聞くし、携帯やiPadや一眼レフなどを持って歩こうものなら出した瞬間右フックを喰らうらしい。

それで奪われた子にもあった。

何とも恐ろしい都市なのか。

僕はもうブルブル震えていた。

なんたって降りるバスターミナルの裏手がブエノスで1番大きいスラム街なんだもの。

事前に、ブエノスにある日本人宿に宿泊の予約をした際に送られてきたメールにもバスターミナルを降りたら気を付けてくださいねと書かれていたし、、、

どんな街なのかブエノス。

それでもブエノスに行かないとダメな理由があるのでしょうがない。

それが終わったらさっさと出よう。

まずはドルの闇両替をすること。

今強烈なインフレ状態のアルゼンチンではアメリカドルが強い。

正規レートの場合は1$-8.7アルペソ。
闇レートの場合は1$-13.5アルペソ。

つまり100$換金した場合、480アルペソ多くもらえるのである。

日本円にしてみると、約4800円になる。

それもブエノスの闇レート率が一番いいらしい。

僕らはこのあとパタゴニアにいく予定だったので、ブエノスで闇両替えをして更に、バタゴニアにとぶ飛行機を取らなければならなかった。

もちろん闇レート後なので、航空券も少しばかり安いのである。

しかしながら、しかしながらだ。

インフレで不安定なアルゼンチン。

日に日に物価が上昇する。

それに相成って、闇レートの換金率も下がっていた。

1$-12.7。

ふざけろである。

僕らは1100$換金する予定だからその差は、、、まぁ大きいことには間違いないのである!!

交渉の末なんとか12.9で換金してくれることになった。

そのぐらいの差なら致し方ない。

まぁらいうても得してるんだから。

アルゼンチンに来る旅行者でアメリカドルを持ってきてない奴がいるとしたら、三代末えいまでバカ呼ばわりされてもおかしくないほど流通している。

けど旅行者はアルゼンチンではドルを手にすることができないので、近隣諸国で手にしてこないといけない。

僕らはパラグアイでゲットしてきた。

ウルグアイでもできるらしい。

手にしてこなかった人は、わざわざフェリーでウルグアイまで行っておろしてくるのが常になってるらしい。

まぁ賢い僕らはそんな手間を省く。

ただ本当に闇両替しとかないと、アルゼンチンの物価は死亡に値する。

特にただでさえ高物価なパタゴニアなんていったら即刻帰国レベルである。

朝と昼のツアー代金が変わったりするぐらい日に日に上昇する物価。

もう付いていけない。

それでも、金をかけてでも、見ておきたい景色がパタゴニアにはあるんだ。

2015/03/01

イグアスの滝はそりゃ〜もう、すごいです。

6日間いたパラグアイのイグアス居住地を断固たる決意で後にした。

ここで出なければ1ヶ月でも1年でもいそうな勢いだった。

次に向かうのは、アルゼンチンとブラジルの国境にあるイグアスの滝。

この旅で、世界三代瀑布と呼ばれている滝を見るのは初めてのことなので少しばかり興奮していた。

あとの二つはご存知だろうか??

アフリカはジンバブエにあるビクトリアの滝と、カナダアメリカのナイアガラの滝である。

その中でも断然魅力的なのは何故かイグアスの滝ときていたのだから、それを初めに見れてさぞ嬉しい自分がいる。

国境をまたいで存在する滝の規模は計り知れない。

その為、ブラジル側とアルゼンチン側の両方から見ることができる。

一般的にいうと、圧倒的にアルゼンチン側人気である。

それでもブラジル側はイグアスの滝の全体が見れることで人気には変わりないのだが、アルゼンチン側の滝の迫力を見てしまっては、、、という感じらしい。

実際ブラジル側に行ってないので知らん。あしからず。

ただアルゼンチン側だけで本当に満足できる。

公園内の自然の豊富さ、その中で生息する動植物、そこを流れる滝の存在。

どこを見ても、どれをとっても、大自然。

それ以外の言葉は見当たらない。

俺、滝好きやわ。

ポッとそんな感情が芽生える。

ただ高所恐怖症の為、足がすくみまくってどうしようもなかったのは秘密にしておこうと思う。

そんな人は是非、滝を上からではなく下からみるスピードボートツアーに参加するのがいいと思う。

僕ももちろん参加。

これはボートに乗って滝の近くまで行くというのも。

しかし!!近くどころではない!!

もう滝の真下!!

前見えない!息できない!そして、痛ぇ!!

席の場所が良かったのか悪かったのか、、、

よくわからんが、それでもこの旅でワカチナのサンドバギーツアーと1位、2位を争うほどの面白さだったことは間違いない。

興奮して、口開けて、滝から水を2Lは飲んだことだろう。

一日の水分量ノルマを一瞬で達成である。

普段なかなか一日かけても2L飲めないのに、一瞬とは。

やはりイグアスの滝は凄い!

と、もはや感心するばかりなのである。