2014/11/30

優美な風者群。

アムステルダムは京都みたいな感じやったけど、ロッテルダムはそれに比べりゃまるで東京。

そんなとこから少し行けば、オランダといえば!という景色が広がってる。

何想像する??

チューリップ??夏ならそうかもね。

も一つあるでしょ?

風車でしょ。

キンデルハイクって世界遺産の場所に19基の風車が未だに残っとるんやわ。

ローカルバスに揺られ1時間ほど走ると
見えてくる。

そのオランダらしい景色についみとれてしまう。

でっかい風車の車輪を回し続ける風の強さを感じる。

普段見えない風をこういう方法でも見ることが出来る。

そしてそれを利用してきた人達の生活も想像できる。

沈む夕陽の中に浮かぶ風者群の姿はあまりにも優雅で時間がゆっくりと過ぎて行くようだった。

が、帰りのバスが全然来なくて2時間以上待った。

その時はさすがに早く時間が過ぎてくれと切に願った。




2014/11/28

ヨーロッパでNo.1かもな。

オランダにはさ来るつもりなかったんやけど、急遽NYカウントダウンに行くことにして安いチケット探してたらドイツのハンブルグから出てたので12月12日発のそのチケットをおさえたのでそこまでのルートを考えた結果、オランダに寄ることにした。

フィンランドからドイツよりもスウェーデンに飛びオランダに飛び陸路でドイツに入るのと値段が変わらなかったから。

そのオランダが自分の中でヨーロッパNO.1かもと思うとは思ってもみなかったな。

町中はそこらじゅうが古い建物と運河に囲まれていてどこを歩いても美しい景色、そして様々な店で溢れている。

それにマリファナが合法化されてて、普通にCOFFEE SHOPで吸えるし、種だって店で買える。

タバコ屋でフィルター買おうとしたら、シガレット用かジョイント(マリファナを吸う時のロングペーパー)をどちらか聞かれるし、朝から大麻の匂いで溢れている。

飾り窓も有名で、観光MAPにレッドライトZONEとして載ってるぐらいやし、夜になればその辺一体はその名の通り赤い照明のなか女が凄いコスチュームで窓に飾られて男を誘惑している。
アダルトショップやストリップ劇場なんかも山程あって男女関係なく賑わっている。

ババァばっかりと聞いていたが、可愛く普通の子だって案外いたことにビックリやし、アダルトショップでカップルがSMキットや年老いた夫婦でもアダルトグッズを楽しそうにチョイスして購入している姿はそれだけで刺激的なのである。

まぁそういうイメージが先行するオランダだが、アムステルダムはそれを含めなくてもどこを歩いても楽しく、インスピレーションを与えてくれる。

ARTという点でも博物館、ミュージアムも多いし、ゴッホ、レンブラント、それに日本でもキティー並に人気のミッフィーの生みの国らしい。ミッフィーはさすがに知らんかったけど。

それになんかチーズもハチミツも有名らしいの。

いやーもう沢山!!

そんなんどうでもいいわ!!!

とりあえず最高におもろい!!!

遊ぶっていう点より、想像力を掻き立てられる点で!

なんかアムステルダムにいてたらゴッホの気持ちが分かるわ。

絵でも描いてみるかな。




イーーーネ!!!

2014/11/27

ノーベル賞でももらいに行くか。

ロヴァニエミからサンタクロースエクスプレスという意味わからんほど高い電車でヘルシンキまで戻った。

ほんまに物価高いわ。

特に交通費がえらいこっちゃ。

ヘルシンキは前に半日で回ったから特にすることないんやけども、そん時に一つやり忘れたことあったから夕方スウェーデン行きの飛行機に乗るまでまた半日あったからとそれをクリアにしいく。

大したもんじゃないねんけどね。

寿司ビュッフェ15€って看板見つけたからそんなん食っとくしかないっしょ!ジャパニーズとして。

ほぼサーモンばっかやけど、フィンランドはサーモン有名やからね、マジでうまい。炙りサーモンなんかもあったし、味噌汁付き。

爆萌。

とまぁいい感じでヘルシンキを後にしてスウェーデンはストックホルムへと向かう。

まぁちなみに今夜も空港泊さっ!

なんてったって物価も宿泊費も高いんやから夜着で泊まるだけなら空港が一番!約15時間ほどは空港にいることになるんやけどね。笑

新しい朝が来た。

次の日空港から市内までバスで行く。
往復3000円ぐらいなもん、高い。

スウェーデンはそういやスウェーデンクローネっていう独自の通貨を使っている。
まぁ土産物屋ではユーロも使えるみたいやね。

それでも使えるとこは少ないのでクローネをおろしたいとこですが、手数料もハンパないので全てクレジットで済ます。

これが北欧での最適な手段。見習うように。

そんなこんなでやっとこさノーベル賞を授賞されに行こう。

えっ??何賞貰えるの??って思いましたよねぇ?

FBに投稿した時も皆さん真剣にマジで?何賞?ってコメントくれましたがね、もらえるわけ無いやん?馬鹿たれ。

ノーベル賞なんて常人を超えた先に行った人しかもらわれへんのやから。

「生きてるだけですごいで賞」ぐらいがあれば授賞できたやろけどね。

誰かさんが僕なんて、「ええ加減で賞」しかもらわれへんやろ!と言いましたが、それは無理です。

高田純次が先に授賞しますから。

と、そんなことはさておき。
とりあえずノーベル賞は五つの分野で功績をあげた人に毎年ノーベル財団から勲章を与えられるのである。

五つの分野とは、物理、、、

そしてこの式典に使用されるお金は全てノーベル本人の財産から支払われているそう。

じゃあ因みにノーベルがなんでそんなお金持ってて、何した人かって事を知ってる人は少ないんじゃないかな。

それは

2014/11/16

本物のサンタは予想以上に商業的。

この世界で唯一本物のサンタクロースが存在する町、ロヴァニエミ。

そこからバスで10分。

サンタクロース村が現れる。

普通に道路の横にある。

一応エントランスがあり村の説明をしてくれるが、まぁ必要いらんほどの規模。

因みにここでサンタクロース村のスタンプを押してくれる。

入園はタダ。スタンプは有料。笑

サンタまでもうすぐそこ。

サンタの屋敷の中に入るとまるで遊園地のセット。サンタがどうやって世界中の子供達を見ているのかがわかるようになっている。

どうもサンタは特別な装置を持っていてそれで見ているようだ。

僕も小さい頃、こうやって見られていたのか。納得なのである。

それを越えた先にサンタが待ち構えている。

おぉ!サンタや!

間違いない!サンタがそこに座っている!

暖かく僕らを迎え入れてくれる。

極東の日本からはるばる来た僕達に、忙しい時間を割いて話をしてくれる。

だってもう年末やから大忙しなはずやもんね。

そんなことを微塵も感じさせず、どっしりと椅子に座って待っててくれた。

服も髭も綺麗に整えてくれている。

さすがだ。

どこから来てくれたのですか??とサンタが質問してくれる。

そんなあたり触りない会話から、サンタのあまりにもおっきい足のサイズに驚いたミカちゃんが質問する。

サンタさん、足のサイズは何センチ??

見た目は35cmほどの靴を履いている。

サンタは答える。

みんなと同じぐらいだよ?と。

え?そうなの?

次に、長いなが〜い髭をミカちゃんが触ろうとすると、

やめんかい!!!

とばかりにその手をどかそうとする。

もじゃもじゃとしていると思いきや、ペロっとめくれた。

まぁそんなかんやであとはサンタと記念写真を撮って終わり。

サンタとの夢のような短い時間はお終い。

外に出るとサンタの助手が、今のサンタとの会話のムービーと記念写真を見せてくれる。

もちろん有料。

写真とムービーの両データ合わせて39€。

普通に5000円越え。

ただのボッタクリやんけ!!!!

その価格で現実に引き戻された僕達はそんな高いもの買うはずもない。

まぁせめてもと、自分の姪っ子にはサンタからXmasに手紙を送ってもらえるように頼んでみた。

無事届くといいのだが、、、

サンタが忙しすぎて残念な結果にならないことを祈る。7€もするし。

それよりも残念やったのは、ミカちゃんがサンタさんもプレゼント貰えるんですか?って聞いた問いに対してのサンタの答えだ。

「時々貰えるよ。」

おいおいー!サンタ!違うやろ!

そこはこうやろ!

「みんなの笑顔が僕へのプレゼントさっ!」

その仕事、俺と変わろや。


2014/11/13

オーロラの下で


ヘルシンキから飛行機で一時間半。

ラップランドと呼ばれる北極圏イヴァロについた。

そこから、あたかも人を乗せてない過程で自殺行為を計るスピードバスでサーリセルカという場所まで行く。

もうここは今までに体験したことのない世界。

マイナス20度の世界である。

よもや息を吸ったら鼻毛が凍るなんておとぎ話の世界(マイナス世界に住んでる人ごめんなさい。)に自分が来ているなんて何とも摩訶不思議。

だから世界は面白い!なんてことには簡単にいかないのである。

ただ寒い。なによりも寒い。

「過度」に弱い僕。

辛すぎる。酸っぱすぎる。甘すぎる。つらすぎる。暑すぎる。熱すぎる。冷たすぎる。そしてもちろん寒すぎる。

寒すぎると食欲がデブ並になるという持病もちやから、もちろん発病。

いや単にオーロラを観測する以外寒すぎて何もすることがないから食べるしかないだけか。


そうオーロラを見に来た。

自然が織り成す光のカーテン。

気に入って丁度いいサイズなら購入して帰ろう!

いつか建てる予定の豪邸の窓に合うのはオーロラぐらいなもんやろう。

え?ステッカーで充分やって?

ほな、アホな。


それにしても凄い世界や。

朝は10時ごろから明るくなり、昼の3時には日が暮れる。

自分の体内時計がぶっ壊れていることに気が付くまでには時間がかかる。

もう晩飯やなぁと、時計を見ると夕方4時。体内時計はゆうに8時。なんやこれなのである。

それにしても初日は雪が吹雪いてるなか宿の受付が分からず死ぬ思いをしたが、明くる朝この白銀の世界が雲に遮られることなく照らす太陽によって、空も草木も道に積もった雪でさへもキラキラと輝くその様は感動せずにはいられなかった。

美しい。

と素直に心が思った。

そして雲がないということ、これはオーロラを見る最低条件なのである。

物凄いオーロラが出てたって雲で隠れて見えなきゃ終わり。

僕らが泊まる3泊のうち、晴れの予報は今日のみ。

頼むから!!と、てるてる雪だるまなんてのも作ってみようと試みる。

が、大事な手を凍傷にして使い物にならなくなっては仕様がないのでやめにして、祈るだけにした。

今晩は長い夜になりそうだ。

そのためにまず食料を買い込む。フィンランドはなんてったってサーモンが有名。
ここ北欧、安くはない。がこれ食べなきゃあかんやろ!と半身を購入。

サーリセルカに泊まってた間サーモンが尽きる事はなかった。サーモン尽くし。

これがまた脂がのってて身が柔らかく絶品。単純に焼いて醤油垂らして、、、なんてもう。笑

とまぁそんな感じで腹も満たしたので、あのマイナスの世界へ行こうではないか。

外に居続けるのは最長30分しかもたんが、果たして今夜オーロラを見ることができるのだろうか!???


ご心配なく。

万全を期して、オーロラ観測ツアーに金払って連れてってもらうことにしているのであーる。

たまたまサーリセルカで出会った大阪出身OL3人組の子達と一緒に5人で180€のチャーター車を雇ってある。

運がよけりゃ街中でも全然見えるらしいが、この日は晴れていてもオーロラの強さみたいなんが10段階でたったの2!

そんな日は晴れていても見れないこともザラらしい。

今日しか晴れないのに、今日見れなかったらただどんどん太っていく一方やんけ!!

と言うのは冗談にしといて、オーロラを見に来て金をケチる理由はない。

なんならプロに任せれば想像以上に素晴らしいオーロラが見れるかもしれないわけで。

OLの彼女達(中学の同級生)も、会社の少ない冬休みを別々の会社なのに合わせて来ているから今夜しかチャンスが残されてないんだと。

なんとしても見たい!!という気持ちがどんどん膨れ上がる。

が、最初連れて行かれた360度兆候の丘の上、遠くの町の灯りの上にうっすらと雲みたいなものが見えるだけ。

プロの方、あれがオーロラだという。
ちっさいけどね。と付け加えて。

おいこら!ジャパニーズなめんな!どう見ても雲か霧やないかい!!だれがあんなんオーロラ言われて喜ぶんじゃ!

と一応写真に収めてみると、、、

おぉ!!緑!!!笑

確かにオーロラらしい。
オーロラは肉眼ではうっすらとした雲みたいなやつと聞いていたが、、、うーむ、これが人生初のオーロラとするにはあまりにもショボい。

オーロラプロ!別の場所連れてけ!!

とプロはぐんぐん北へ上がる。

時々路肩に停めて電気も消してオーロラを探すもまだ出てないらしい。
とおもむろに携帯のオーロラレーダーを見せてきた。
なんでもそこにはオーロラの強さがその日の時間でわかるらしい。
今夜は0時頃がピークなんだと。
現在23時前。あと一時間か。

次のスポットに着いた。

ない。

次のスポットも、、、

ない。

予定の0時を過ぎた。

おい、プロどうなんや?どこ行ったらオーロラ見れるんや??あんな最初のちっこいので満足せい言うんか?こんなクリアに晴れた日にオーロラ見つけられへんからそのプロの称号剥奪すんぞ!

とまた、おもむろにオーロラレーダーを見せてくる。

すまない。さっきみせたレーダーは昨日のものだった。今夜のレーダーはこれだ。

と見せてきたレーダーの波は人が死ぬ5秒前みたいな波長のやつ。
なんなら、ピークだと言ってた0時のところは、、、

線すらねぇ!!!

死んでピーーー!!!ってなったあと普通に電源消された状態。

死を通り越して勝手に天に昇って行きはったみたいですオーロラはん。

いや全然笑われへん。

もう神に祈るしかない。多分今んとこ生涯で初めて真剣に神に頼んだと思う。

一生のお願いですから!いい子にしますから!どうかオーロラを見せてください!と。

その想いの中どうやら最後の場所に着いたみたい。

イナリ湖というサーリセルカから一時間半ほど車を走らせた場所だ。

行った現在は湖が凍っていてそれはそれで歩いたりできて楽しい場所らしいが、まだ凍ってない時にここでオーロラを見れたら湖にもオーロラが反射してそれはもう想像を絶する世界だそうだ。

だがどうだ!そんな場所でも僕たちが希望を持って見たオーロラはさっき見たやつみたいなうっすらとしたやつが近いだけだ。

でもツアーは3時間。ここで時間いっぱいまで粘るしかない。

足のつま先はもうとっくに感覚を失っているが、みんなの覚悟はできてる。

その覚悟ではなく、やっぱりさっきの僕の一生のお願いですから!のおかげだろう。

白くうっすらと見えるだけのオーロラが気がつけば、天を跨いでいた。

まるで虹のように、天にかかる橋のように、星の間を流れる天の川のように、目に見える空一面にオーロラは姿を現した。

目でわかるほど、はっきりとした緑に輝きながら。時には目ではなかなか見ることのできない赤色のオーロラさへも。

この瞬間はなんとも言えない。

感動したと言えばそれまでだろう。
見れて良かったという安心感もあっただろう。

けど正直その瞬間は何を思っていたのか覚えていない。

ただただ、子供の頃のようにはしゃいでいたことだけ覚えてる。

けど、はしゃいでしまった為に大失態をしてしまうことになるんやけど、この話はまたいつかの機会にでも。


オーロラは今の僕に手に余る代物ではなかった。

ましてや気に入ったら購入して家のカーテンになどとつまらないことを言ってオーロラと読者を侮辱したことを謝ろう。


プレゼントに丁度ええよ。








2014/11/10

ヘルシンキを半日で回ろう!

イスタンブールからウクライナを経由して(ロシアに撃ち落とされなくて良かった。)、初めての北欧フィンランドはヘルシンキに着きました。

到着時刻は昼の1時。

ヘルシンキから約1200kmほど離れたラップランドの町イバロまでの航空券を既に取ってしまっている。

明朝の早いやつ。

ということで、ヘルシンキの宿には泊まらず半日で観光して空港泊じゃー!!

と、自然となります。

バックパッカーにとって空港泊なんて日常茶飯事です。
ましてやここは北欧。
一泊いくらするおもとんじゃい!!

あったかい布団で眠れなくても、懐は多少あったかい。
でんでんでんぐり返ししといたろ。

まぁそれでも空港に連泊なんてのはさすがになかなかないもんなんですけどね、実は連泊やの。

昨日もイスタンブールの空港にお邪魔させてもらってたのよ。
なかなか辛いよ。本音言うと。

けどいいこともあるのよ!

空港職員と仲良くなれたりするよ。

向こうから声かけてくれるし。

まだお日様が登ってないのに
「あなたの場所そうじしてあげるから、どきなさい。」


なんて親切なんやろう。寝てる場所の掃除までしてくれるなんて。


ということでヘルシンキの観光時間は半日。夜には空港に戻ってきます。

気温5度。まじ寒い。ズボン8分丈のスニーカー。小便近なるやつ。

まずは何と言っても腹ごしらえ。

空港泊の場合、空港内が高すぎてろくなもの食べられへん。

と、そこで見つけたのがBuffe!!の看板。

11.5€もするけど食べ放題に魅かれ、即決定。

ええ大人が、過去何度もしてる後悔をまたしただけ。

肉あったけどトナカイじゃねぇし。

まぁ気を取り直して観光再開。

ヘルシンキは小さい町なので郊外まで足をのばさないなら半日で充分やし徒歩で回れる。

ここに来る大半がやる日本人と同じ事をしてみました。

マリメッコ行って、ittala行って、ムーミン雑貨見て、かもめ食堂に行くという鉄板コース!!!

鉄板最高!!!

俺日本でみる北欧とか全然興味ないんやけど、実際の北欧オシャレ過ぎて目がキラキラして胸トキめいてクルクル回りたくなってもた。

映画も好きやから、かもめ食堂にも行けて嬉しかった。

映画とは内装随分違うし、メニューにオニギリなんて絶対ないけど、シナモンロールはあるから浸りたい場合は食べるべし!激ウマっ!!!

で、実はムーミンのアニメファンの僕。可愛いところあるでしょ?

でもムーミンて凄い哲学的なんすよ。
ただのもっさりキャラじゃないのさ。

人生で一度は見ることを勧める。

そしてスナフキンは小学生の時から僕の師匠である。これホンマ。

彼の考え方、生き方は人にとって大切な事を教えてくれる。たまに捻くれてるのがまたいい。


やべっ!そんなん言ってる場合じゃないっ!
一刻も早く荷物を送らないと!!


こうして合わせて5kgも荷物を軽くして、北へ1200km。
イバロへ向かいます。

そう全ては地球の神秘、オーロラを観るために。

5kgも軽くしたから、オーロラでひらひら舞えるんちゃうかな。

んな、アホな。












2014/11/08

トルコ、再入国。

史上最強まで伸びた後ろ髪を引かれながらダハブを去り、シャルムエルシェイクからイスタンブールへこの旅2度目の入国。

次に向かうのはフィンランド。

そこに行くのに色んなルートを考えたんやけどただイスタンブールからフィンランドまでが激安だった為。

そしてイスタンブールは何度行ってもいいと思える場所やし、ミカちゃんも行きたかった場所なので決定。

今回滞在は2泊3日。

やることは決まっている。

サバサンドを食べる!!
ムール貝ピラフを食べる!!
チャイを飲む!!!
なんか買う!!
なんかじゃない、マイナス世界の極寒のフィンランドに耐えるべく防寒着買わないと!!長袖すらないもん。
タフさはロシアの軍人張りやけど念の為。

そして、パンパンに膨れ上がってる荷物を日本に送らなければならないのであーる。

世の中本当に必要なものは少ない。

ましてやバックパッカーの必需品なんてパスポートと金さへあればいい。

けど、ダハブで誰かが言った。

バックパッカーの必需品は、「楽しむ心だ!!」と。

ちくしょう!!!やられた!!!オシャレ過ぎる!!!

全員一瞬、口をあんぐりと開けたが全員一致でその意見に賛成した。

言った奴が言った奴だけに、納得するのに多少渋ったけどね!笑

がっちゃん!ごめん!!笑


ミカちゃんは何故か石鹸らしいが、、、笑

僕の場合はもちろん、鋏である。

前回このイスタンブールでロストバゲージしたので今回も不安を隠せなかったが無事荷物でてきた。

毎回それが不安材料である。

まぁでもここに挙げた以外のものは本当は必要ないぐらいのものなのにねぇ、気が付けばいっつもパンパンになるねーん。

パンパンやないか!!と巨人さんにツッコミ入れられるわぁ。なんてつまんないことでも言ってみた。

荷物送るの4回目ー。

内、トルコから送るの2回目ー!!なんて思ってたら普通に日曜で郵便局閉まってて無理でした。

そのままフィンランドに持ってく方向に強制的に決まりました。トホホ。送料たかなる。


いやしかし、イスタンブールホンマにいいわぁ。

なんかめっちゃいいねんなぁ。素敵やねんなぁ。

首都でこんなに心躍る場所ってのも僕の中では珍しいねんで。

その辺は、僕の心さんの査定めっちゃ厳しいねん。アコムぐらい厳しいで!


ということで無事に防寒着はGETしたので、いざフィンランドはヘンシンキまで行きたいと思う所存です。

つい数日前までTシャツ短パンやったのに俺死なへんかな?






2014/11/05

恋するダハブ。

エジプトのダハブと言えば、最近のバックパッカーの有名な沈没地の一つ。

エジプトで最も治安の悪いシナイ半島の南東に位置する紅海のリゾート。

カイロや隣のイスラエルやヨルダンから束の間の安らぎと癒しを求めてバックパッカー達が一同に集う。

そしてあまりの居心地の良さと破格の物価の安さ(宿一泊300円)
からついつい沈没してしまうという、ゴールデンサイクルになっているのである。

「何もしないで一ヶ月以上います。」なんてザラな場所。らしい。

けど紅海は世界中のスキューバダイバー達の憧れの場所でもあり、格安でライセンスがとれることでも人が集まるのである。

僕もタイのタオ島でダイビングの魅力を知ってしまった以上、外せないSPOTなのである。

どちらの人種からも人気。僕はもちろん中者です。欲張りやから。

そんなことでカイロからバスで10時間ほどかけて移動する。

これがまた大変。

さっきも言ったように、外務省のページでもシナイ半島はダハブ周辺の一部を除いて真っ赤、、、超危険ゾーン。

はい、ビビりまくっております。

ブルブルしています。

その隣で極度の不安持ちの為、明らかに半狂乱の人(みかちゃん)がいるお陰で何とか気持ちを保ってるのが事実です。

飛行機で飛んじゃう方法もあります。が、そこは安さには勝てん訳です。

この時ばかりは神に頼みましょう。最優先で僕の願いを叶えてください。
他人は後回しで結構ですから。

世界中で同時に自分最優先で神頼みしてる身勝手な奴がいたらブン殴ってやるんだ。

どうやら普段の行いの良さでしょう、願いが叶ったので幾つもの検問を通過し無事ダハブに着きました。


ダハブには有名な日本人宿が2つあります。

「7 HEVEN HOSTEL」と「DEEP BULE」です。

どちらも日本人インストラクターが在中しているのでライセンスを取るのも安心。

僕はOW(オープンウォーター)ライセンスしかなかったので、30mまで潜行可能なAOW(アドバンス)ライセンスまで取る予定だったのでセブンヘブンに泊まることに。

この決断が僕の3週間に渡るダハブ生活を最高のモノにしてくれました。

初めのうちは海の見えるカフェでマンゴージュースでも飲みながらのんびり敢行。

ダイビングが始まると次第にそれを通じて仲間が増えていった。

2人から3人、5人から9人て具合に。

毎日昼頃宿の前に来るコシャリ(エジプトのファストフード)を食べにぞろぞろ集まり、食べながら談笑。
のんびりしたり、シュノーケルしたり、ネットしたり、寝たりしてそれぞれ過ごし、夕方また集合し今晩の飯を決める。

うち2日に一回はBBQ!!
生きてる新鮮な鶏を捌いてもらいに皆でMarketにいき、野菜を買い込み米を炊いてセブンヘブンの一角で遅くまで大人数で酒を片手に火を囲む。
それが一人200円ほどでできるんだからそのペースになるのも仕方ないのである。

が、何より純粋に楽しい。

ダハブにいた3週間。
毎日一緒に飯を食い、皆でシュノーケルをしたり、皆で船に乗って海底に沈む沈没船を見にいくダイビングツアーに参加したり、トランプしたり人狼ゲームやったり、ここでこのタイミングで出逢ったメンバーは最高のメンバーだった。
極度の日本人宿嫌いやし、無理に距離を縮める行為が嫌いやからダハブに着いた当初いた宿のメンバーや最後の方に来たメンバーとは正直仲良くなれる気がしなかったけど、この仲間とは自然に距離が縮んで毎日を過ごすまでになった。
それぞれに個性があって、誰といても誰と話してても、みんな集まっても人と人との間にストレスを感じることはなかったなぁ。

皆、ダハブを出る時期がほとんど同じで一人また一人と新しい旅路へ向かっていくのを見送るのはすげぇ寂しかったし、見送られる時になった時もダハブを離れるのが辛かったなぁ。

最後にやったBBQなんか、泣いて、酔いつぶれてスタッフも入れてめちゃくちゃやったん今思い出してもわらけるわ!笑

そして宿のスタッフの皆の信じられないぐらいの優しさは本当に心に染みるものがあったし、世界で一番素敵な宿だと思う。(トイレのうんこが流れないことだけは除いて、、、)

ここに来てよかった。

僕はこうして、ダハブに恋したみたいや。

普段冷めてる僕がそう思うんだから間違いないよ。

3週間は短過ぎるほどに充実した日々だった。


ゆうこさん、キムくん、のりくん、はるかちゃん、ゆうま、いくま、ゆうすけさん、まりちゃん、あすこちゃん、うっきー、けんちゃん、りょうちん、がっちゃん、宿のオーナー、オーリッシュ、ミズ、ムスタファ、インストラクターのまりさん、さおりさん。

出逢ってくれた人どうも有難うと心から伝えたい。


寂しさで悲しむよりも、また逢えることを楽しみにしたい。


この地球は広くて、そして狭いんだから。























2014/11/03

地球散髪屋〜ダハブの夜明けぜよ〜

今日もダハブの一日が終わろうとしてる。

いや昼間のダイビングを終えたここから夜明けまでが更に楽しい時間じゃないか。

仲間との楽しい時間。

その出逢えた仲間の中の、イクマとユウマに髪を切ってくれとお願いされた。

2人は元々居酒屋の店員(イクマ)とお客さん(ユウマ)という関係性で知り合いらしい。

そしてインドから一緒に旅をしているみたい。

まぁ俺が言うのもなんですが、なんと腐れ縁てやつです。

京都出身てこともあり、勿論ラーメン話に華が咲く。

けど、ダハブ着いた初日からダハブの病院に4日間入院したイクマ。ダイビング初日でダイビングマスターという15万ぐらいかかる免許を取ることを決めたユウマ。

そして2人ともパソコンとカメラを持たぬ若者バックパッカー。

最近の旅なんて、パソコンと大層なカメラを掲げた旅が主流。
なんでもインターネットで情報は簡単に手に入るし、世界一周ブロクなんていうサイトもあって皆何を目指してるのか知らんけど丁寧に行き方や値段、宿まで丁寧に先人達が写真と共に載せてくれている。
それをたまに有難く利用したりしているからなんとも言えないんやけど、全くもって最近の旅とはつまらないイメージになってる。
今やLCCという格安航空会社も増えたし、日本でも世界一周のイベントやそれにまつわる本なんかも腐る程でている。
まぁようするに旅なんてものは思ってる以上に簡単にできるもんなのである。

そんな中なかなかマレな若者2人。
大層な語学力もないし、一方はバックパックの重量7kg(出逢った旅人の中で最軽量)。もう一方はボブマーリーのTシャツしか来ない2人。

まぁそれ以外にも様々なエピソードを持つんやけど流石にそれを全部ここで書くと手が疲れるので止める事にする。


紅海を挟んで対岸のサウジアラビアの大陸が夕陽で赤く染まっている。

サウジアラビアがこんなにも近くにあるのにここの海は今日もなんとも穏やか。

しかし、今晩も皆で飯を食う予定やから実は時間がない。
しかも、日が沈んでしまっては手元が全く見えなくなるのでどうしようもない。

本来はそんな切羽詰まった時間の中切るのは嫌やねんけど仕方ない。

ユウマはトップは伸ばすからサイドとバックを刈り上げ直してほしいらしく、イクマはクリスチアーノロナウド以上中田以下にしてほしいらしい。

まぁユウマのオーダーは聞いても、イクマの方はそんなもんは無視してやろう。

早速切っていると、うぜぇエジプト人が寄ってくる。
ルクソールの時と一緒。
ここで切るなって言いたいらしい。
ちゃんと綺麗に掃除するから許してよとお願いすると、なんとOKをもらえた。
ほぉ、話のわかる奴もいるみたいや。
が、ただ興味津々で俺も俺も切ってくれと言ってきやがる。
興味を持ってもらうのは有難い。
金も払うと言う。
けど、そんなんじゃ俺はあんたらの髪なんて切りませんのよ。
じゃーね。

2人の髪を切り終える。
もう既に日は沈んだし、真っ暗な中携帯のライトで切ってたんやけどなんとも上出来。

イクマに至っては本来実はもうちょっと切りたかったんやけどタイムオーバーだったので、まっいっか!!笑

けど次の日の朝、エジプト人達にこの髪型めっちゃ好評ですよー!!!って喜びながら速攻言ってきたので、じゃいっか!!!笑


俺はそんな2人が好きだ。

またどこかで会いたいものだ。