エジプトで最も治安の悪いシナイ半島の南東に位置する紅海のリゾート。
カイロや隣のイスラエルやヨルダンから束の間の安らぎと癒しを求めてバックパッカー達が一同に集う。
そしてあまりの居心地の良さと破格の物価の安さ(宿一泊300円)
からついつい沈没してしまうという、ゴールデンサイクルになっているのである。
「何もしないで一ヶ月以上います。」なんてザラな場所。らしい。
けど紅海は世界中のスキューバダイバー達の憧れの場所でもあり、格安でライセンスがとれることでも人が集まるのである。
僕もタイのタオ島でダイビングの魅力を知ってしまった以上、外せないSPOTなのである。
どちらの人種からも人気。僕はもちろん中者です。欲張りやから。
そんなことでカイロからバスで10時間ほどかけて移動する。
これがまた大変。
さっきも言ったように、外務省のページでもシナイ半島はダハブ周辺の一部を除いて真っ赤、、、超危険ゾーン。
はい、ビビりまくっております。
ブルブルしています。
その隣で極度の不安持ちの為、明らかに半狂乱の人(みかちゃん)がいるお陰で何とか気持ちを保ってるのが事実です。
飛行機で飛んじゃう方法もあります。が、そこは安さには勝てん訳です。
この時ばかりは神に頼みましょう。最優先で僕の願いを叶えてください。
他人は後回しで結構ですから。
世界中で同時に自分最優先で神頼みしてる身勝手な奴がいたらブン殴ってやるんだ。
どうやら普段の行いの良さでしょう、願いが叶ったので幾つもの検問を通過し無事ダハブに着きました。
ダハブには有名な日本人宿が2つあります。
「7 HEVEN HOSTEL」と「DEEP BULE」です。
どちらも日本人インストラクターが在中しているのでライセンスを取るのも安心。
僕はOW(オープンウォーター)ライセンスしかなかったので、30mまで潜行可能なAOW(アドバンス)ライセンスまで取る予定だったのでセブンヘブンに泊まることに。
この決断が僕の3週間に渡るダハブ生活を最高のモノにしてくれました。
初めのうちは海の見えるカフェでマンゴージュースでも飲みながらのんびり敢行。
ダイビングが始まると次第にそれを通じて仲間が増えていった。
2人から3人、5人から9人て具合に。
毎日昼頃宿の前に来るコシャリ(エジプトのファストフード)を食べにぞろぞろ集まり、食べながら談笑。
のんびりしたり、シュノーケルしたり、ネットしたり、寝たりしてそれぞれ過ごし、夕方また集合し今晩の飯を決める。
うち2日に一回はBBQ!!
生きてる新鮮な鶏を捌いてもらいに皆でMarketにいき、野菜を買い込み米を炊いてセブンヘブンの一角で遅くまで大人数で酒を片手に火を囲む。
それが一人200円ほどでできるんだからそのペースになるのも仕方ないのである。
が、何より純粋に楽しい。
ダハブにいた3週間。
毎日一緒に飯を食い、皆でシュノーケルをしたり、皆で船に乗って海底に沈む沈没船を見にいくダイビングツアーに参加したり、トランプしたり人狼ゲームやったり、ここでこのタイミングで出逢ったメンバーは最高のメンバーだった。
極度の日本人宿嫌いやし、無理に距離を縮める行為が嫌いやからダハブに着いた当初いた宿のメンバーや最後の方に来たメンバーとは正直仲良くなれる気がしなかったけど、この仲間とは自然に距離が縮んで毎日を過ごすまでになった。
それぞれに個性があって、誰といても誰と話してても、みんな集まっても人と人との間にストレスを感じることはなかったなぁ。
皆、ダハブを出る時期がほとんど同じで一人また一人と新しい旅路へ向かっていくのを見送るのはすげぇ寂しかったし、見送られる時になった時もダハブを離れるのが辛かったなぁ。
最後にやったBBQなんか、泣いて、酔いつぶれてスタッフも入れてめちゃくちゃやったん今思い出してもわらけるわ!笑
そして宿のスタッフの皆の信じられないぐらいの優しさは本当に心に染みるものがあったし、世界で一番素敵な宿だと思う。(トイレのうんこが流れないことだけは除いて、、、)
ここに来てよかった。
僕はこうして、ダハブに恋したみたいや。
普段冷めてる僕がそう思うんだから間違いないよ。
3週間は短過ぎるほどに充実した日々だった。
ゆうこさん、キムくん、のりくん、はるかちゃん、ゆうま、いくま、ゆうすけさん、まりちゃん、あすこちゃん、うっきー、けんちゃん、りょうちん、がっちゃん、宿のオーナー、オーリッシュ、ミズ、ムスタファ、インストラクターのまりさん、さおりさん。
出逢ってくれた人どうも有難うと心から伝えたい。
寂しさで悲しむよりも、また逢えることを楽しみにしたい。
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