その友人は、精神安定剤をもらわないといけないほどに、今年初めに悩み苦しみ耐えていたことをメールで教えてくれました。
彼も僕と同じようになったと言いました。
世界の全てが無意味に思え、生きてることにさへその理由を感じなくなったと。
そうなった結果的要因は僕とは違うかもしれません。
けど結局のところは一緒だと思います。
自分の心を愛して、慈しんであげることができなくなったんだと思います。
その友達は今年初め、独立ということを本気で考えたみたいです。
それは人生の大きな決断です。
その時にきっと自分の過去、現在、未来、今までどう生きて、今どう生きて、これからどう生きて行くか。
何を求めて、何を捨てて、何が大事で、何を守れて、何が出来て、何をしたいか。
そういうところから様々な悩みが駆け抜けたんでしょう。
その瞬間に心に蓋が閉まったんだと思います。
心が耐えれなくなり、感じることを辞めたんだと思います。
僕も今だから分かります。
本当に辛かったんだろうな、苦しかったんやろうな。
それでも自分の心だから自分一人で闘わなきゃいけない。
彼はそう思い、負けずに闘ったみたいです。
そんな友達を誇りに思います。
そして友は、今もまだ乗り越えてるか乗り越えてないか分からない状態なのに、僕が同じ様に苦しんでるからと精一杯のエールをこう贈ってくれたのです。
(許可なくそのまま載せますがね。)
『きっかけも何もかも違う話かもしらんけど、うーやんが言ってることがよく分かるからメールしましたー!
でもおれそんな状況になった時、ちょっとうーやん出てきたからな!
あいつは行動も言動も自由やったなって!
いっぱい死ぬほど考えているけどそういうとこ自由やったなって。
勝手にうーやんに助けられたとさえ思ってたよ!
おれも乗り越えたか乗り越えてないかはわからん状況やけど、時間ってすごい物事を解決してくれるんやな、ってのは自分が体験してわかったことでもあるねん。
だからうーやん時間ってすごいから
、いつもみたいにてきとーに世界でダラダラすごして日本帰ってきたらまた飲みにいこー!!』
と。
僕は思わずこんなチンピラな奴のメールで泣くとこでした。
絶対泣いてやるもんかと、彼女に「やべー、泣きそー」って茶化して言って場を濁しました。
じゃなきゃきっと人前でも溢れる涙はこらえれそうになかったから。
本当に体験というのは凄いです。
彼もきっと薬を飲んでまで様々な方法で闘い、色々傷付き、悩み、苦しみ、考え、その中で感じるものがあったんだと思います。
そして時間がゆっくりと、それをハッキリとしたものに変えて行ってくれてるんだと思います。
その時間が解決してくれていってるという体験が無ければ、この言葉はでなかったと思います。
世間でも、時間が解決してくれるからなんて誰でもどの本開けても書いてるし知ってる。
そして傷付いてる人がいたら、それを引用して言ったことあるでしょう?
「大丈夫!!時間がきっと解決してくれるって!!」
僕も勿論乱用してました。
でもそれが相手を更に傷つけるだけの刃だったんだと、僕も今回の体験を通して知りました。
知っていますか?
本当に苦しんでる時にまず必要なのは時間じゃないんです。
時間が解決してくれるのその時間は一体いつやねん!?
どれだけ悩めばいいねん!?
と、悩み苦しむ時間が一生のように感じるのです。
何もかもを止めにしたくなるのです。
そんな時一番必要なのは、その痛みを
「知ろうとしてくれる愛」です。
不安という孤独に押しつぶされそうな時、一人じゃないよと心にそっと寄り添ってもらえる事で、心の蓋は簡単に開くんです。
だから彼のメールは僕の心を動かすんです。
そもそも日頃から連絡をほぼとってないし自分も苦しんでるのに、人が苦しんでる時にメールを送ってくれるだけでも凄いのに、
僕の痛みを理解し分かろうとしてくれ、僕の事を知ってる人だから言える皮肉を交えながら最大限のエールを送ってくれた。
心は知っていたんだろうな。
だから俺は彼をずっと友達と思っていたんだ。
きっと日本に帰って飲みに行っても、いつもみたいにバカみたいな話しかしないんやろうけど、それでもきっと味わう酒の味は変わっているはずだな。
それが愉しみで仕方ないよ。
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