チリという北には砂漠があり、南にはパタゴニアの大地があり、西には海、東にはアンデス山脈という細く長く伸びた国のど真ん中に位置する大都市。
この自然に囲まれた国のどこにこんなに経済が発展する力があったのか、それを考えると不思議でならない。
なぜなら僕のイメージしていた南米とはあまりにもかけ離れていることが多い。
サンティアゴはまるで日本のようだった。
欲しい物は何でも手に入り、交通機関、医療機関も発展している。
ラッシュ時の混み方と電車の数も日本のそれであった。
食も豊かで、肉も安い。豚が1kgで500円ほどで買えた。
南米で初めて梨も見た。
アニメもスラムダンクまで知っている。
その影響か、日本語を話せる若者が多い。
チリ人の人柄も、どことなくシャイでそして愛くるしかった。
それでも実はすることはあまりない。
出来すぎた街に出来すぎた環境。
旅をする上での見所はないに等しい。
それでも日本人なら好きになれる。
そんな部分が散りばめられた街なのかもしれない。
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