2014/09/28

ラクダにのって。

2泊したマラケシュからメルズーガという町に12時間かけて移動。

メルズーガはもう目の前がサハラ砂漠なのだ。
バス停から宿の人に迎えに来てもらって着いたのは、辺りに何もないポツンとある宿。
虫の声すら聞こえない静寂の中にある宿。
あぁなんて砂漠は静かで心を落ち着かせてくれるんだ。と言っても肝心の砂漠は全く見えん。(次の朝目の前すぎて驚いた。)
が、ただただ星は綺麗。満天の星空だ。
ここに4泊。憧れのサハラ砂漠でただのんびりと過ごそうと思う。
一日はキャメルツアーに参加して砂漠のど真ん中で。

その砂漠ツアーを巡って宿の奴がふっかけて来たので2泊で宿を代えた。
辺りに何もなくて静かで良かったんやけど、何もなさ過ぎて水買うのも大変やったから代えたいい口実ができた。
そんな中たまたま水を買いに行くついでに見つけたファティマカフェという所が素晴らしかった。
ツアーもちゃんとした料金やったしここで頼むことにしたら次の日泊まらないのに部屋を自由に使わせてくれり、無料でサンドボードをさせてくれた。
一泊20€もするアパートメントタイプを。(砂漠ツアー後交渉したら12€になった。)
この僕にどうしても泊まって欲しかったとみえる。

砂漠ツアーは最高だった。
何にも表すことは出来ないぐらいに。
今まで経験した事がない経験をした。
夕暮れの静寂の中、ラクダに乗って砂漠を進む。
無音という音の中で砂漠の空に広がる星空を見上げる。
そして本物の無音に音があることを知った。
朝日が昇りまた一日が始まる。

この雑音や雑念が渦巻く世の中でこんなにシンプルな世界が他にあるんだろうか。

僕の心は満たされていた。と同時に、雑念渦巻く世界でこれから生きていけるか不安になった。






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