2014/08/27

トマトまみれのトマティーナの当日。

朝飯を食い僕らも臨戦態勢を整える。
サンダルの僕はガムテープで足にぐるぐる巻きにする。
ミカちゃんが持ってきてくれた祭ハチマキを捻じり上げ、ひょっとこのお面を被る。
そして何故か真っ赤な口紅をぬられる。
何故??笑
僕らのチームは全員、お揃いで。
お揃いといえばもう一つ。
事前にフランスで全員分のゴーグルをゲットしているのだ。
ただのゴーグルだけど、ただのゴーグルではない。
何故か目が離れる。
誰も似合わん。笑
けどなんかやっぱ、何かを揃えるとチーム感が生まれるから不思議やなぁ。

ではいざ出陣。

ゲートでセキュリティチェックをうける。
開封してないオレンジジュースを没収される。
GOPro様の一脚も危ないからダメと言われる。
一脚なかったらGOProのポテンシャルを最大限に活かされへんのじゃ!!
と言ったところで融通の利かないガードマンは聞く耳をもたないので触られない股間に扮装させて一脚を隠す。
無事通過。
会場へ向かう人々の中に異彩を放つ人々がいる。
ほぼ日本人。
異国の地の祭りに参加するためにわざわざ来た日本人の本気度はさすがに凄い。
ドラえもん、悟空、富士山にゴレンジャー。
うちの宿からも異才の方を放つ奴がいて、そいつはゴレンジャーにピンクおらんからと勝手にセンターを奪取しよる。
まぁ様々なスタイルで楽しむ。
それが祭り。
どんな形であれ全員が楽しければええねん。

が、この後超満員の会場(会場といってもブニョールの狭い街中)で、トマトを投げ合う前に肉弾戦が繰り広げられる。
これは全くもって楽しくない。
早くトマトくれや!!!
と、叫んでもトマトはまだ来ない。
トマトを投げ合う前に、石鹸が塗りたくられた一本の棒のてっぺんに付けられたハムを取り合う。
そのハムを取れたら、それがトマティーナの開始の合図となるのだ。
これがもはや地獄。
なんならトマトを投げ合う時間よりも長いのだ。
群衆は徐々に怒り始める。
はよ取れや!!と。
ハムを取り合ってる連中も必死だけど、待ってる連中も必死。
押しつぶされながら1時間半は待たなければならないのだ。
男性諸君、女子を守ってあげよう。
そして一番残念なのが、時間制限内にハムが取れなかった場合だ。
その場合強制的にトマト投げが始まるのだ。
今年は一番残念なパターン。
ハムを取った盛り上がりもないままスタート。
が、そんなことはどうでもいい。
いよいよ始まったのだ。
怒りをトマトに込め人にぶつける祭りが。

次から次へと、トマトを乗せたトラックがただでさへ人で溢れた狭い通りを通る。
端へ追いやられる。
イテェ!!マジでイテェ!!!
とここでも叫んだところで無駄なので、トラックが通り過ぎた後俺を押しつぶした奴らからぶつけてやる。
このトマト、以外に固い。
反撃をくらうとたまったもんじゃないが、そこはミッションインポッシブル。
もう既にトマトまみれ。

なんだこれ、楽しい。

イラつく奴にぶつけ、かわいこちゃんにぶつけ、ハゲにぶつける。
所構わずなりふり構わずもうグチャグチャ。
これを1時間。
最高の1時間。

終わった後は本当に辺り一面、sea of tomato!!!!

そして、グチョグチョからカピカピへとトマトが変貌をとげる。
それにともない、なんとも酸っぱいリコピン臭が全身から湧き立つ。

トマトってこんなに臭かったんや。
なんて新しい発見なんかもする。
いや、それよりもトマトで全身が被れ出して痒い。
なんや俺、トマトアレルギーやん。
ハハッ!笑えん。

それでも最高におもろかった。
期待以上やでトマティーナ。

一緒に参加してくれた皆、ありがとう。
更におもろさが加速度を増したわ。
また来年トマティーナで会おう!!
って絶対誰も行かんわな。

2度はごめんやで。
























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