2014/08/07

家族と読んでもいいですか??

ドイツのエンディンゲンで過ごした10日間。

思ってもみなかったホームステイ。

そこで出逢ったかけがえのない人達。

その人達がくれた優しさ、思いやり。

国籍や、性別や、年齢や、言語や、宗教や、その他様々なものとは関係なく人としての温もりがそこにはありました。

僕を快く受け入れてくれたロルフとマリアンネ。

ロルフ。
あなたとは英語での会話もなかなか出来なくて、いつも遅く起きるし夜も遅かったからなかなか会えなくて、それでも会えた時は優しい目で迎えてくれて微笑んでくれて、ワインも沢山飲ませてくれて、言葉ではコミュニケーションがとれなくてもあなたの人柄の奥深さにいつも感謝していました。

ありがとう。

マリアンネ。
あなたは初めて会った時から最後までずっと変わらず素敵な人でした。ずっと変わらず僕に優しくしてくれました。本当の母のように甘えるばかりですいません。毎日毎日朝ご飯を用意してくれ、毎日毎日今日は何をしていたの?と聞いてくれ。暇さえあれば僕を何処かに連れて行ってくれましたね。あなたのその絶え間ない人に対する愛があの家族を作っているんだなぁと僕は思いました。それを僕にも向けてくれて感謝しています。

ありがとう。

セヴィー。
あなたの人懐っこさや陽気さがいつも僕を心地良くさせてくれました。まるで僕を弟のように、昔からの友のように接してくれましたね。フェスに連れていってくれ、一緒にジャンベセッションしてくれて、最後には大事なジャンベもプレゼントしてくれて、また一つ宝物が増えました。

ありがとう。

ステフィー。
ステフィーは笑顔がとっても可愛い人でした。あなたが笑うと何故か笑ってしまう。そんな魅力的な人でした。そんなあなたがロングボードを真剣に選んでいるときが一番可愛かったけどね!笑  それに、あなたが作ってくれたベジタリアン料理は衝撃的な美味しさでした。また作って欲しいな。

ありがとう。

その他にもドイツ人で初めて髪を切らせてくれたサラ、バーバラ、一緒にハイキングに行ったロルフ、手のデカすぎるゴンザーロ、髪を切らせてくれたスザンネ、一緒にフライブルグに行ったアニー、そして他にも出会ってくれた沢山の人達。


昔から、世界に憧れ、そしてウルルン滞在記みたいな出逢いを求めていた僕にとって思いもよらぬ形で過ごせた10日間。

書ききれない程沢山のことを感じました。

人と人とが繋がる上で、言葉は必要ない。思いやりだけだと思っていました。

確かにそれがあれば心は繋がるんだと感じることが出来ました。

でも、そこから入れたとき更にその深くまでいくのには言葉というものが必要なんだと初めて実感もしました。

言葉から心ではなく、心から言葉。

僕にはやはりその形があっている。

それを忘れずにしたい。

そして次に会う時には今よりも少しでもその繋がりを深くしたい。

そう思います。

あなた達のその素敵な生き方を知るために。


最後の別れの時、沢山の言葉をくれましたね。

あなたに会えて良かった。

素敵な時間を過ごせたわ、ありがとう。

いつでも帰ってきてね、鍵はテルの為に開けておくから。

と。

感謝するのは僕なのに。


不思議と涙はでなかった。

それよりも、また会いたい。

またここに来たい。いや、必ず来よう。

その気持ちの方が勝っていたから。


ドイツに帰りたい場所ができました。

会いたい家族ができました。

僕の事を家族とよんでくれますか??

そして、僕も家族とよんでいいですか??

また必ず帰ります。

今よりも素敵な人になって。


そして何よりも、この機会をくれたリサちゃんに心からの感謝をしています。

そして何よりも、君に会えてよかったと思います。


鋏で人の髪を切るだけ。

ただそれだけの中に、紡いでいける人の糸があるなら、僕はそれを大事にこれからも切り続けたい。

これはそれを大事にした結果だから。

 

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