2014/02/12

始まりの場所、ウルル。



いよいよ夢に見続けたエアーズロック(ウルル)へ 。
一週間お世話になった熊ちゃんのお姉ちゃん家を離れ、空港へ。
旅の友は熊ちゃんと、その友達のしょうこちゃん。
3泊4日の旅が始まった。
久しぶりに通るセキュリティゲートでまさかの6回ブザーや、無作為による熊ちゃん爆弾もってないかの身体検査されるなどのアクシデントを経て無事エアーズロックがあるコネラン空港へ。
思いのほか心地いい暑さと、風。
僕達を暖かく迎え入れてくれたんだと思っていたが、後に勘違いだと思い知らされる。
初日は、午後着ということもあってウルルではなくそこから更に50km程離れている(肉眼でみてもデカイけど、、、)オルガ岩石群(通称カタジュタ)へ。
ここは日本人なら行かなければならない場所、風の谷がある。
そう宮さんの「風の谷のナウシカ」のモチーフになった所(とは実際言われているだけで、たまたま名前が一緒なだけ)がある場所。
ウルルとは違うスケール。
いくつもの巨大な岩が隆起し並んでいる。
岩肌も大小さまざまな岩や石が粘土質の土で固められ巨大な岩となっている感じだった。
逆に2日目に行ったウルルは、本当に一枚岩と称される程完璧な一つの岩だった。。
3日目のキングスキャニオンは、遥かなる時を経て来たんだと思わされるミルフィーユ状でできた岩だった。
どれをとっても、圧倒的。
小学生の時に資料集で見てからいつか行ってみたいと、それがきっかけで世界を知ろうとした僕の夢の始まりの場所。
それが今目の前に想像を遥かに越えたスケールで存在する。
18年想い、恋い焦がれた。
熱いものが込み上げないはずなどない。
そう、僕は今世界の中心にいる。
ちなみに、愛は叫んでない。
そのウルルに登れなかった。
3日チャンスはあったんだけど。
アボリジニー(アナング族)達が、神の宿る場所と崇える所。
その精神を汲んでなるべく登らぬようにと、看板にもガイドブックにも人々に訴えかけている。
けど、どうしても登りたかった。
そこから見る世界を見てみたかった。
そう思っていた。
結果登れなかった。
運がなかった。
でも、登れなくても良かったと思えた。
負け惜しみの類いなどではない。
ウルルに来れた事、間近でそのスケールに驚かされた事、ウルルの周りを3時間かけて一周したこと、純粋にそれだけで充分すぎる程心は満たされていたから。
それに、サンライズの直後に大事な友達の熊ちゃんの髪を切らせてもらえたから。
熊ちゃんはこっちでの職場の同期で、5歳離れてるし性別も違うけど、大切な人になった。
ウルルの前で髪を切らせてよ!!と言ったら快くOKしてくれた。
この旅で世界遺産の前で切る第一号。
それが熊ちゃんで良かったと心から、そう思う。
オーストラリアに来る前に短く切って来たという約1年もほったらかしの髪を切る。
ノーザンテリトリーに吹く、強く乾いた風になびきながら、その動きに合わせるように切る。
切られた髪はその風に飛ばされ赤い土の上に落ちる。
その作業を無言で繰り返した。
僕と熊ちゃんと髪と風とウルルの大地と心で会話するように。
終わった後、熊ちゃんが、切られてる時にこの1年を振り返っていましたと言った。
そんな素敵な時間を過ごしてくれたことに、僕はたまらなく嬉しくなった。
僕の方はというと、常時、50匹以上たかるハエのせいでそれどころではなかった、、笑
とりあえず、必死!!!
短く、あっと言う間の4日間が終わった。
次はメルボルン。
シドニーで1度乗り換える。
そしてシドニーで熊ちゃんとしょうこちゃんとお別れ。
シドニーに向かう飛行機の中、僕の心が、今満たされてるよ。と言って来た。
夢を諦めずに、夢を生きている事に僕は感謝した。
ウルルがあるオーストラリアの大地の上で、僕は泣いた。

























































































































































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