　　地球髪切屋　: バリを歩く。

大抵２日目にすること、それは決まって街歩き。
自分の足で歩き、その土地勘を養う。その作業。
まずはクタの方へ向かう。なんとなく、なんとなく。
いくつもの物売り達の声掛けも、今の所丁寧にかわしながらすり抜ける。
クタビーチについても、サーフィンの勧誘がすごい。
ビーチぐらいのんびりさせろや！！コラッ！！
しかも、ビーチめっちゃ汚いやんけ！！
そう思っていると、突然雨が降り出した。
そう、ここは雨期のバリ。
雨が上がりまた歩き出す。
大通りから細い路地まで。
バリの人達の生活を見ながら。
彼らは、ひつこくなく優しさすら感じる。
疲れた。この暑さの中歩きすぎた。
腹も減った。が、さすがに初バリ飯から地元民と肩を並べて食う勇気はない。
とりあえず宿に戻ろう。まだ距離はあるけれど。
また雨が降り出した。
雨宿りしよう。その場所で福岡出身で東京の大学生ジュンくんと出逢う。
そのばしょで、執拗にマリンアクティビティーの誘いを受けていた僕を隣で見てみぬふりをしていたのが彼だ。
雨もやむ気配がなかったので、そこにあったカフェで酒でも飲もうと彼を誘った。
なんせ彼は大学生。しかも卒業旅行。
今日は、皆別々にやりたい事をする日らしいので、彼が持ってないはず無いじゃない？
ガイドブック♪
それを狙って彼を誘うという魂胆、、、悪い大人、、、
もちろん彼は持っていたけどね。ごめんねジュン君。
でも、それだけでビールに誘ったわけじゃーないからね！！
その場所の目の前が、あのテロの現場だと後から知る。
でっかい慰霊碑が建てられ、そこに沢山の人の名前が刻まれている。
日本人の名前も刻まれていた。
本当に繁華街のど真ん中。
人が溢れ帰る場所。
こんな所で爆弾が爆発したと考えると、悲惨すぎる。
テロという現実から目が背けれなくなった。
いや、テロだけじゃない。
何が起こるかわからない。
その現実を突きつけられる場所だった。
そんな場所にたっていると、「ご飯たべた？？」
と、アリというインドネシア人に声をかけられ丁度おなかが減っていたので連れて行ってもらった。
まーもちろん６００円ほどぼったくられたけどね。
洗礼。
けどまーインドネシアの情報をくれたから許そう。
次会ったとき、「兄弟！！」
と、声をかけられたが無視してやったけどね。
夜には、友達の紹介で教えてもらった、まっちゃんに電話をする。
まっちゃんていうぐらいだから、どこぞやの日本人がサーフィンかなんかで移住して来たんだと思っていたが、電話越しの声は、完全なインドネシア人なまりの日本語、、、
おい！！小野！！勝手に騙されたぞ！！w
まっちゃんは彫り師とガイドをやっている。
友人価格で５０００円でやってくれるらしい。
それでも高い。
そしたらまっちゃんが、ナンパしようと。何人でも５０００円だからと。
僕、「ナンパ好きなの？？」と聞いてみる。
まっちゃん、「ん〜嫌いじゃないね〜。」
おいコラ！！日本人独特の言い回しマスターしてんな！！！
途中まっちゃんの友達にも会ってんけど、
「日本人のマンコは最高♪」
「マンコが元気の源だよな〜♪」
だって。
バリで羽目をはずす日本人の皆さん、お気をつけを！w
結局日本人は見つからず、宿まで送ってもらう。
そこから、バリで今一番熱い『SKY GARDEN』というクラブへいく。
１ドリンク付き550円。安っ！！！
バリの夜はほんまに賑やか。
その一部を垣間みつつ、今日を終える。