想像していたより秘境です。
そもそも、クスコからマチュピチュの麓まで6時間ぐらいミニバンで移動する道が既に秘境です。
道の整備ぐらいしろ。
と言いたくなるぐらい、凸凹かつクネクネ。なんなら一歩間違えれば谷底へ落下。
僕はその道中2回吐きました。
ただでさえ体調悪いのに、また吐きました。
もう嫌です。
楽しむ心なんて芽生えないほど、既に満身創痍です。
ここ最近グチしかでません。
そんな思いでやっとこさ麓についたんやけど、ここから約3時間ほど山を歩いてマチュピチュ村へと向かいます。
どんなとこにあんねん!!と呪いたくなります。
小雨の降る中、ストンドバイミー的な道をひたすら歩きます。
久し振りの大自然の中のトレッキング。
なんか、屋久島を思い出させてくれる風景。
なぜ、歩いているのかはよくわからんが。
歩くしかないんやもん、それが秘境マチュピチュです。
一筋縄ではいかない。そらここ見つけるのも苦労したやろうな。
まぁ金さえあれば、こんな道歩かなくても電車でひとっ飛びの世の中にもうなってますがね。
貧乏人は歩けいうことですわ。
マチュピチュ村は、まるで温泉街のよう。
関西人なら有馬温泉を想像したら分かり易いかな、まるでそんな感じ。
って、ほんまに温泉街らしいからびっくり。
この日は一泊し、明日の朝いよいよマチュピチュへ。
朝から雨、雨、雨。
マチュピチュはほぼ雨らしい。
マチュピチュを見下ろせる絶景の山、ワイナピチュにも登る。
言われてるほどしんどくはない。
ただ、霧、霧、霧。
マチュピチュが全然見えん。
それでも待つ。ひたすら待つ。
すると霧がわずかに晴れる。
その瞬間、眼下にそびえるマチュピチュが姿を現した。
ほんの一瞬、霧の合間から見えたマチュピチュは幻想的だった。
秘境の名に相応しいほどに。
ワイナピチュを下山してみるも、マチュピチュにはまだ雨が降り続いている。
ただこの高地にスペイン人からの侵略を逃れる為にこの壮大な集落を作り、生活したと考えると、その痕跡が残っていてもにわかに信じられるものではないのだけれど。
それでもここに存在する。
それがマチュピチュの凄さなのだろう。
あまりにも有名になったマチュピチュやけど、その見事なまでの存在感と、そこに辿り着くまでの道程は正に秘境に相応しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿