2014/09/20

父がくれた縁。



チンクエからミラノに戻った後、次に向かうはヴェローナという街。

何で有名かっていわれると、特にないんやけど強いて言うならロミオとジュリエットの街ですね。

何故か知らんが「愛の都」って言われとるみたいですわ。なんでか教えてくれまへんか??

ヴェローナに向かう前にミカちゃんの専門学校の時の同級生(ということは僕の後輩にあたるが初対面)のアサちゃんにミラノで会うことに。
彼女は今フランスに住んで5年。
ヘアメイクの仕事をしていて、今回もミラノであるミラノコレクションの手伝いに来たみたい。すっごいよねぇ!!いや、ホンマにすごいです。
我が後輩ながら尊敬します。

アサちゃんとの楽しく短かったランチも終えいよいよヴェローナへ。

ヴェローナに行く理由はですね、ロミオとジュリエットの愛の都に惹かれたというバカ丸出しの理由ではありません。実際ジュリエットの家のベランダは超小せえし、壁はもう愛を語る落書きだらけ。世界中の悪ガキを一同に集めたぐらいの落書きの量。に人の量。
落胆は隠せない。


本当の理由は、僕の実家は薬局で父は薬剤師なんですけど、そこに来て頂いてるお客さんがずっとイタリアに住んでいるのです。
今ではイタリアに半年、日本に半年というスパンで行ったり来たり。
そのご夫婦がヴェローナに住んでいるということで日本にいる時からもし寄る際には連絡して下さいと連絡先を渡されていたので甘えに来ました。

いや本当に甘え過ぎて申し訳なかったです。
突然の連絡だったにも関わらず、僕ら貧乏バックパッカーに素敵な宿の手配、ヴェローナの景色が一望できるお家のベランダでディナー、イタリア一の大きさを誇るガルダ湖の丸一日観光へ連れて行ってもらい、その日のランチからディナーまでお世話して頂き本当に嬉しかったです。

僕がベトナムから一時帰国した時にたまたま偶然お逢いしただけ、なんならお逢いしてなくても来てくださいと言ってくれていたルチアーノと幸子さん。
二人の優しさに触れて僕の心はまた豊かになりました。
本当にありがとうございました。
また日本で髪を切れる日を心待ちにし、再会を楽しみにしています。

そしてこの縁をくれた父にも感謝しています。
父の働く姿勢や人に対しての接し方があってこその出逢い。
だって僕はただ父の息子なだけだから。
幼い頃から見てきた働く父の姿。
仕事バカで全然休みもしねぇ。
物心ついた頃から父と旅行に行った記憶は一つもない(兄の結婚式で行ったグアムぐらい)けど、父の背中から学んだ事は山程あります。
それは間違いではなかったと伝えたい。
その結果の一つがこの出逢いだったと思うから。
ただ、もうちょい休んで母と二人楽しんで欲しいと思うがね。よろしくさん。






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