2013/06/18

東京の夜に

東京の夜。
新宿の夜景が見える、その屋上で、
今年初のBBQをしようとしていた。
火付きの悪すぎる、木炭。
いや、東京の風当たりが強いだけなのかもしれないな。
どちらにせよ、なかなか火がつかない。
これでも火起こしには、多少なりとも自信があったはずやねんけどな〜
と、頑張っている友達の兵たんの背中が物語っていた。
その間、僕はお客さんという立場を利用して、
新宿の夜景の後ろにちらっと見える、東京タワーを
つまみにして、酒を飲んでいた。
兵たんはまだ、木炭に大量の着火材を付けて燃やそうとしている。
すると、兵たんが突然言い出した。
「ちょっと、髪切ってや!!」
「えっ!?今!?」と、あまりに突然の出来事で聞き返す。
そう、火はまだ付いていない、、、、笑
あの着火材の量と、この労力と、とは言ってみても僕は何もしてないけど、当の本人の口からそれを無に返す発言。
さすが、ブラジルで銃を突きつけられた事がある。清々しいたくましさだ。
僕の方といえば、願ってもないお願いなのだ。
こんな新宿の夜景の見える場所で、風が気持ちいい夜に友達の髪を切れる事、
しかも、僕の方から切らせてくれと頼んだのじゃなく、
「切ってくれよ!」と言われることは、とてつもなく嬉しい。

案の定、木炭はふてぶてしい態度でそこに残っていた。
いや、もしかしたら妬きもちを妬いていたのかもしれないな。



 






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