2013/06/10

瓦礫をNOZOMIへと。そこは女の園。

石巻2日目の出来事です。
この日は、朝から『女の園』へ。
そこは、シングルマザーの人達が『NOZOMIプロジェクト』という、津波ででたガレキからアクセサリーを作っている人達が働いている場所だった。

一番最初のカットは、お子ちゃまのカット。
普段からバリカンを嫌がるらしく。
初めは大人しかったものの、バリカンのスイッチをヴイーンと入れた瞬間大泣き!笑
普段の営業の時なんかは、子供が大泣きした場合は次の2択になる。
一つ目は、お母さんに委ねる。
2つ目は、諦める。
でも今回は、その子の頭をガシっともち、泣こうが喚こうがお構いなしでバリカンを入れる。非情なまでのバリカ二ストに変貌した。
その甲斐あってか、子供も次第に抵抗しても無駄だと悟って来たみたいだ。
うん、物分かりはいいなと思いながら、子供の体温が上がり汗ばんで来たのを感じた僕のバリカンテクのスピードがあがる。

このプロジェクトを始めるのを手伝って支援してくれたのは外国人のボランティアグループに所属してるひとたちらしく、震災後すぐに家族の単位で石巻に住民票を移して被災者の人達を支え、こういうことをしましょう!!ってのを提案し続けているらしい。
そういう外国人たちが沢山いて、この場所はかなりワールドワイドで毎日人でごった返しらしい。そんな素敵な場所なんです。
けど、やはり初めは抵抗があったと代表のゆうこさんが教えてくれた。被害にあった家などから出たガレキから、拾い集めてはそれをアクセサリーにして売る訳だからだ。
僕が行った時は、やはり女の人達だけあってパワフルで元気で明るい素敵な所だなと感じた。けど今働いてる人達も、始めた当初、笑顔も会話もなかったらしい。それが、やってるうちに少しずつ笑顔が溢れ、今に至るという。それでもまだ、それは表面上だけで少しの力でもフッと押すと倒れそうな人達がほとんどらしい。

被災当初の事を忘れない様に、忘れてもらわないように、この経験が未来へつながる様に。その未来への『NOZOMI』へと、頑張っている人達がいる。

そして、それがいつか希望へと繋がります様に。








P.S.
次の日、カットしたお礼にと1日で僕の為にアクセサリーを作ってくれた。
本当に嬉しかった。本当に素敵なアクセサリーだし、何よりも気持ちのこもった贈り物だった。それに嫁とペアで作ってくれた。ケンカした時は旅中これを見て、仲直りしてね!と笑 きっと多分かなりお世話になると思います!!!!










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