2014/07/09

やっとこれた、プリトビッツェ。

うっひょー!!!!


キャンプ場からのバスにしっかり乗り込み、タイで作った国際学生証で1400円ほど安くすんだ僕は、世界遺産プリトビッツェの中に着いていた。

笑うしかない。

いつも、心躍らせる景色に出会った時笑わずにはいられなくなる。

それほどまでに、見たこともない色の湖が広がっていた。

大小1696個もあるんだから、この自然が見せる神秘の深さは心知れない。






ただ、人の多さを除いてだけど。

多い。多い。

尋常じゃない人だ。

平日にも関わらずだ。

公園内の歩道は狭い。

一歩間違えれば湖へと転落しかねないほど混んでいる。

ふぅ。

この心を落ち着かせてくれる自分だけの場所を探せるだろうか。

いつもそう、僕はその絶景の中でただ一人になれる場所を探す。

そして、ボーっと眺める。

その時間が、自分だけのものになった気分にさせてくれる。

そして自然と心をシンクロするんだ。

ただ、ここは難易度が高そうだな。

その場所を探し求めてひたすら歩く。上流へと。

普通上流へ行けば行くほど綺麗さが増すものだけど、ここは違った。

どんどん湖の水の色が悪くなる、そして自然が魅せてくれる規模も小さくなる。

なんか歩き疲れた。

んで、飽きてきた。

はぁ。もしかしたら無いのかなぁ。

そのままじゃ僕の中の絶景にはならないねんなぁ。

残念だなぁプリトビッツェ。

とりあえず片側は全部歩いたから入り口まで戻ろう。

公園内には、湖を渡るフェリーとバスが走っていて入園料に含まれているのでタダで乗れる。

それで一気に入り口へ。

ザダルに向かうバスは5時半発だから、じかんがまだ3時間もあるじゃないか。

勿体無いので、素晴らしかった入り口付近を散策してみよう。

と、最初に登らなかった階段があったことを思い出す。

だって、めっちゃ崖を登るからしんどかってんもん。

時間があったし、もしかしたら絶景に出逢えるかもしれないと思い登ってみる。

sightseeingpointと看板が出てるんだけど、いつまで立ってもたどり着かないし、どんどん人がいなくなる。

ここまで来たんだからと更に登る。

10分ぐらいたっただろう。

そこは僕が探していた場所だった。

人がいなく、ほぼ来ない。

なのにプリトビッツェの最大の見所になっている場所だった。

やっと見つけた。

僕だけの場所になる場所だ。

自然と心を重ねる。

言ったとおり、何もしない。

ただボーっとする。

その景色に合う音を聞きながら。




因みにプリトビッツェを歩いている時は、ビョークだったな。

草木や風や水がまるで生きてるかのように動くねん。

ビョークは僕にとってドラッグそのもの。

そして心を重ねてる時はエリックモングレインやった。

彼の指先から流れるギターの旋律が心はやらせてくれる。

あぁ、素晴らしきかなこの絶景。


残り30分ぐらいしか時間がなくなった。

まだいたい。

自然は飽きない。

ギリギリまでいよう。

と、思った矢先、その場所は中国人達の撮影会場になりすました。

我慢した。

我慢した。

だけど、無理ー!!!

ご存知の通り、多すぎる!!

そして順番待ちの列が凄すぎる!!

敢え無く僕はその場所を離れることになった。

離れ際、中国人ツアーのガイドさんが僕にSORRYと言った。

その一言に、なんとか作り笑いをし、気を保った。

まぁ、僕だけの場所ではないからしょうがないのだけれど、、、




プリトビッツェ評価
全体評価☆4。
入園料180クーナ。
学生証提示110クーナ。
所要時間4〜5時間。
入口1付近とKポイントがお勧め。


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